元ドイツ代表監督のクリストフ・ダウム氏が今夏の移籍について語った - © © imago / MIS
元ドイツ代表監督のクリストフ・ダウム氏が今夏の移籍について語った - © © imago / MIS

ダウム氏インタビュー<br>今夏の移籍市場を語る

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8月31日をもって2015/16シーズン夏の移籍市場は閉幕した。そして今週末(9月11日〜13日)には新たな選手たちが加入してから初めてのブンデスリーガが開催される。そんな中、ブンデスリーガ公式サイトは、ドイツサッカーの重鎮であり、監督として数々のクラブに成功をもたらしたクリストフ・ダウム氏とのインタビューを行った。

——ダウムさん、移籍市場終盤での動きに驚きはありましたか?

ダウム氏 30年以上この世界にいるので、同様のことは(夏と冬で)60回以上見てきた。だからもう驚きはしないよ。

 ——もし選手がどうしても移籍したいと言ってきた場合、そのクラブは無力なのでしょうか?

ダウム氏 場合によるね。それを一般化して言うことはできない。これはビジネスだからだ。例えば2年前にドルトムントはロベルト・レバンドフスキを移籍させなかったが、それによって彼らは約2500万ユーロ(約34億円)の移籍金を手放すことになった。もちろんそれは決して少ない額ではない。けれど、一体誰が引き止められると言うんだ? それをできるのはわずかなクラブだけだ。ブンデスリーガにおいては、17つの“手放すクラブ”と、1つの“手放さなくてもいいクラブ”がある。