コスタ(右)とミュラー(左)のコンビで26分、バイエルンが先制点を挙げた - © © gettyimages / Bongarts
コスタ(右)とミュラー(左)のコンビで26分、バイエルンが先制点を挙げた - © © gettyimages / Bongarts

バイエルン完勝<br>ミュラー、自らの200試合目に祝砲2発

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ブンデスリーガ第3節2日目の最注目カード、バイエルン・ミュンヘン対レーバークーゼンの試合が8月29日、ミュンヘンで行われた。バイエルンのエース、トーマス・ミュラーにとっては、ブンデスリーガ通算200試合目の記念すべき1戦。そのミュラーが、この試合を自らの2ゴールで彩った。

バイエルン・ミュンヘン 3 ‐ 0 レーバークーゼン

バイエルンは26分、左サイドの攻防をドグラス・コスタが華麗に制して中央へ折り返す。これをミュラーが右足で合わせ、先制した。その後はレーバークーゼンも健闘し、多くのチャンスを作った。だが、後半に入り60分、アルトゥーロ・ビダルが倒されて得たPKを再びミュラーがゴール。続く70分にはアリエン・ロッベンが、相手のハンドで得たPKをきっちりと成功させ、試合を決めた。両チームの監督は試合後、次のようにコメントしている。

グアルディオラ監督(バイエルン) 私自身、ロガー・シュミット監督と彼のチームのファンである。彼らは徹底したサッカーをする。きょう、われわれは良い試合をした。3得点を挙げた他にも、何度もチャンスを作ることができたが、ラストパスの質が良くなかった。

シュミット監督(レーバークーゼン) われわれは、世界一のチームと戦った。ミュンヘンから何かを持ち帰るためには、様々な好条件を重ねなければならない。流れの良い時間帯もあったが、2点のリードを許した時点で戦う意欲をそがれてしまった。

それでは、この試合をデータとともに振り返ってみよう。

・グアルディオラ監督が就任してから、バイエルンは前半戦で負けたことがなく(32勝、5分け)計算上獲得可能な勝ち点111の内、実に101を獲得している。

・開幕3連勝としたバイエルンだが、過去に開幕3連勝を果たしたシーズン13回中10回を優勝につなげている。(77%の確立)

・バイエルンのミュラーはここまでの3節で、全ての試合で得点を挙げている。(合計5得点)これは彼自身にとっても自己最高のスタートだ。

・バイエルンがこの日に得た2本のPKは、ブンデスリーガ史上300本目と301本目という記念の、おまけつきだった。

・この日、センターバックとしてプレーしたバイエルンDFダビド・アラバは、両チームを通じて一番多くの競り合いに勝っただけでなく(勝率82%)、ミスパス数も最小(6本)だった。

・バイエルンのビダルは、古巣レーバークーゼンを相手にPKを獲得した。ビダルはこれで初めて、新天地で得点に絡んだ。

・レーバークーゼンはシュミット監督の下、これまで無得点で3点差以上の負けを喫したことは無かった。