レーバークーゼンのMFハカン・ジャルハノーウルは過去2シーズンで、最も多くの直接FKを決めている - © © imago / Contrast
レーバークーゼンのMFハカン・ジャルハノーウルは過去2シーズンで、最も多くの直接FKを決めている - © © imago / Contrast

ジャルハノーウルについて知っておきたい10の事柄

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ハカン・ジャルハノーウルがFKのボールをセットすると、レーバークーゼンのサポーターたちの得点への期待は最高潮に高まる。その距離がゴールから20mであれ、45mであれ、ジャルハノーウルにとってはPKのようなものだ。8月22日に行われた第2節ハノーファー戦では、直接FKからの得点を11に伸ばした。若干21歳のトルコ代表選手について、知っておきたい10のことを紹介する。

ドイツ生まれのトルコ代表

1994年2月8日、ドイツのマンハイム生まれ。最初のサッカー指導者は父親だった。「父は本当におかしかったよ。いつもゴール前に立って、僕たちにクロスバーやポストにシュートを当てる練習をさせるんだ。雨が降ろうが、雪が降ろうが、雷が鳴っていても関係なかった。父にとっては、僕がサッカーをしていればそれでよかったんだ」とジャルハノーウルは子ども時代を振り返る。2013年9月には、両親の祖国であるトルコのA代表に選ばれた。

ステップアップ

当時のカールスルーエは3部だったが、ジャルハノーウルは36試合に出場し、17得点を挙げた。この活躍が認められ、2013年にハンブルクに復帰。チームは低迷していたが、11ゴールと二桁得点をマークした。

正確なFK

ジャルハノーウルはすでにFKの名手として、その名を轟かせている。今シーズンの第2節(8月22日)ハノーファー戦では、ブンデスリーガで自身11ゴール目となる直接FKを決めた。67試合出場で11ゴールは、6試合に1回の確率だ。過去2シーズンにおいて、ジャルハノーウルはブンデスリーガで最多の直接FKゴールを挙げている。

プレスとパス

ジャルハノーウルのストロング・ポイントはFKだけではない。競り合いの強さは、ロガー・シュミット監督の前からプレスをかけるスタイルに適合している。また、正確かつ巧妙なパスからのお膳立ても多く、昨シーズンは7アシストを記録。

背番号10

 「10」はジャルハノーウルにとってラッキー・ナンバー。レーバークーゼンではこの背番号を着けている。「カールスルーエの最初のシーズンでは32を着けていたんだけど、無得点に終わった。次のシーズンに10番をもらったら、17ゴール15アシストをマークできたんだ。10は自分にとって大切な数字だ」と本人は話している。

大晦日のパーティー

ジャルハノーウルのFKをクリスチアーノ・ロナウド(レアル・マドリード)と比べる人はたくさんいるだろう。2014年の大晦日、ドバイで行われたパーティーでジャルハノーウルはこの世界的スターと遭遇した。このパーティーにはバイエルンのマリオ・ゲッツェも参加していた。

トルコ代表

U-16からトルコ代表の各カテゴリーに選出。2013年にトルコで開催されたFIFA U-20ワールドカップで決めたFKは、大絶賛された。同年、A代表へ招聘され、これまで9試合で3得点の活躍を見せている。現在の目標は、2016年の欧州選手権(EURO)の出場権獲得だ。