Summary

・ドルトムント対バイエルンの“デア・クラシカー”がいよいよ開催

・バイエルンで左SBを務めたリザラズ氏の独占インタビュー

・コマンやデンベレなどフランスの後輩たちについても言及した

11月19日のブンデスリーガ第11節2日目に、香川真司が所属するドルトムントバイエルン・ミュンヘンの“デア・クラシカー”が開催される。

このドイツサッカー頂上決戦を前に、かつてバイエルンの左SBとして活躍し、1998年にはフランス代表の主力としてワールドカップ初優勝に貢献したビセンテ・リザラス氏が、当サイト独語版との独占インタビューに応じてくれた。

――ドルトムント対バイエルンの試合を楽しみにしていますか?

リザラズ もちろんですよ。確かに今、ドルトムントは順位表で2位にいるわけではありませんが、やはりこの試合は他の試合とは違いますし、シーズンで最も注目を集める試合でしょう。特にドルトムントでは“黄色い壁”の熱い空気が存在しています。本物のファイトが見られるでしょうね。私自身も対戦した時のことをよく思い出しますよ。

――ドルトムントはバイエルンに今季初黒星を与えることができるでしょうか?

リザラズ ドルトムントは才能にあふれた選手を多く抱えるチームです。特に攻撃のポテンシャルはファンタスティックですね。ただし、バイエルンはより多くの経験を持っていますし、老練なチームです。バイエルンを負かすためには、最高のパフォーマンスをしなければならないでしょう。

――ブンデスリーガのことはフランスでもよく報じられているのですか?

リザラズ 少なくとも20~30年前よりかははるかに多くなりましたね。私もウィリー・サニョルもバイエルンの選手として活躍しましたし、それを機にフランスでもブンデスリーガのことがより報じられるようになりました。そして2006年のW杯を境にさらに変わったと思います。フランスから多くの選手がドイツに移籍するようになりましたから。今では、ブンデスリーガクラブが攻撃的なサッカーをして、どの試合もスペクタクルなものであることを、フランスのみんなが知っていますよ。イメージは常にポジティブなものとなっています。

――例えばキングスレイ・コマンやウスマン・デンベレもフランスからやってきました。

リザラズ その通りです。10~20年前まで、イングランドやスペイン、イタリアと比べ、ブンデスリーガは絶対的な存在ではありませんでした。しかし今のブンデスリーガはプレミアリーグに次いで、若い選手が移籍する場所として選ぶようになりましたね。ブンデスリーガではしっかりと成長することができますから。

――最近のコマンの成長について、どのようにお考えですか?

リザラズ 今、彼が出場機会を減らしているのは、私にとって少し不可解ですね。昨シーズン、彼はかなり多くの試合に出場しました。ジョゼップ・グアルディオラ監督は彼を信頼し、欧州選手権(EURO)でも素晴らしいプレーを見せてくれましたし。ただ、彼は新しい監督、カルロ・アンチェロッティのサッカーに慣れていかなければなりません。それにフランク・リベリやアリエン・ロッベンとのポジション争いは、本当に熾烈だと思います。

――デンベレについてはいかがですか?彼がドルトムントでこんなにも早く活躍していることに驚いたりはしませんでしたか?

リザラズ 彼がドルトムントに移籍するというニュースを聞いた時、「パーフェクトな移籍」だと思いました。ピエールエメリック・オバメヤンは、デンベレがチームに溶け込みやすいようにしてくれたはずですし、これからもっと経験を積み、デンベレは素晴らしい成長ができることでしょう。きっとドルトムントで大きなことを成し遂げるはずですよ。