Summary

・チチャリートがマインツ戦でハットトリック

・チチャリートは復帰後の公式戦5試合で4得点

・レーバークーゼンは公式戦4試合ぶりの白星

レーバークーゼンマインツに3-2の逆転勝利を収めた9月24日の一戦は、文字どおりチチャリートの“独り舞台”となった。二度の同点ゴールに加えて、後半アディショナルタイムには決勝点をマーク。同僚のケビン・フォラントは「ゴール前でチチャリートほど頼りになる選手は見たことない」と脱帽する。

2-2の同点で迎えた後半アディショナルタイム、チチャリートはペナルティーエリア内に進入すると、後方からのボールをうまく頭で押し込んでハットトリックを達成。ここぞの場面での勝負強さに「チャンスが回ってくれば、そこで決められるのが彼だ」とロジャー・シュミット監督も全幅の信頼を寄せる。

チチャリートはリーグ開幕直前に自宅の階段で転倒し、右手中手骨を骨折して出遅れていた。それでもシュミット監督は「ゆっくりではあるがベストな状態に近づいている。復帰後の公式戦5試合で4得点は悪くない」とエースの復調に太鼓判を押す。

当の本人は、「左足の次は右足。そして最後は頭と、完璧なハットトリックだった」とだけ残し、決勝点を決めたボールをバスケットボールのように軽くバウンドさせながらチームバスヘと乗り込んでいったが、実際のところ、チチャリートの残している数字には文句のつけようがない。

この日のレーバークーゼンは1-2の劣勢でハーフタイムを迎えたが、後半に投入されたシュテファン・キースリングとヨナタン・ターがともにアシストを記録。交代策が当たっての逆転勝利に、キャプテンのエーマー・トプラクは「今季の中ではベストの後半だった」と自信を深める。公式戦4試合ぶりの白星にルディー・フェラーSDも「この勝利は大きい」と満足気。欧州チャンピオンズリーグ(CL)のモナコ(フランス)戦、さらには次節のドルトムント戦と簡単ではない相手が続くが、この試合をきっかけに上昇気流に乗りたいところだ。

「こういう勝ち方が必要だった」とフォラントが話したように、チームにとっては大きな弾みのつく逆転勝利。今季はリーグ戦、CLともに思うようなスタートを切れなかったが、レーバークーゼンの選手たちはマインツ戦での勝利が浮上のきっかけになると確信している。