ゼルケ「チームに貢献したい」
原口元気が所属するヘルタ・ベルリンがライプツィヒからデービー・ゼルケ(22)を獲得した。Uー21欧州選手権でドイツの優勝に貢献したストライカーは新天地での始動を心待ちにしている。
この夏、ゼルケには良い意味でも悪い意味でも様々な出来事が起こった。クラブ史上最高額となる移籍金でヘルタに加入し、ポーランドで開催されたUー21欧州選手権ではタイトルを手にした。しかし、自身は準決勝のイングランド戦で負傷して決勝戦を欠場。新たなチームメートたちが炎天下で練習をこなす中、ゼルケはプレシーズンのトレーニングにも出遅れることになった。
「新加入なのに見ているだけなのはつらいよ。選手はピッチの上にいてこそ、お互いのことをよく知るようになるからね。だからできるだけ早く練習に完全合流したい。でも、練習できるかどうかはチームの医療チームが決めることだ。ここまでの2週間、選手たちはよくトレーニングしてきた。僕も追いつかなければならない」
本人ははやる気持ちを抑えられない様子だが、考え方はいたってポジティブだ。「すべてがいい感じだ。非常に温かく迎えてもらったし、家族的な雰囲気だね。住む場所もすでに決まった。ホテル住まいが好きではないから、いつもすぐに家を探すようにしているんだ。まだチームメートの前で歌わされていないけど、逃げることはできないだろうね(笑)」
ゼルケはホッフェンハイムのユースから2013年にブレーメンに加入。ブレーメンで2シーズンを過ごした後、ライプツィヒでも2シーズン過ごした。チーム加入の“儀式”で披露するパフォーマンスを磨く機会はこれまでにたっぷりとあったはずだ。