EL出場権獲得を目指し、マインツとのホーム最終戦に臨むシュテーガー監督 - © © imago / Treese
EL出場権獲得を目指し、マインツとのホーム最終戦に臨むシュテーガー監督 - © © imago / Treese

シュテーガー監督「勝つしかない」

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大迫勇也が所属する7位ケルンは、欧州リーグ(EL)出場権の獲得を目指し、最終戦で13位マインツをホームに迎える。5位ヘルタ・ベルリンとの勝ち点差は「3」、6位フライブルクとの勝ち点差は「2」。ケルンのEL出場は「勝利」が絶対条件となる。サポーターの大きな後押しを受けて迎える今季のホーム最終戦を前に、ペーター・シュテーガー監督が会見で意気込みを語った。

——チームの自信は?

シュテーガー ここ数試合はまずまずの試合をしてきた。特に今季はいくつかの例外を除けば、ホームでいい試合ができている。週末の試合はスタンドがどんな風になるのかとても楽しみだ。チームはとても素晴らしいことを成し遂げられると思っている。大きな喜びとともに試合に向かうつもりだ。チームが強いプレッシャーにさらされているとは思っていない。勝てば、誰もが夢見ていたところに届くというのは、みんなが理解している。

——サポーターの存在について

シュテーガー この数試合を見れば分かるように、スタンドからの後押しを受けることで選手たちは力が出せている。マインツ相手に圧倒できるとは思っていないし、ファンもそう簡単にうまくいくものではないこと、そしてチームがファンを必要としていることを理解してくれているはずだ。彼らと一緒に戦えることを願っている。ここにきて、(サポーターとの)雰囲気もさらに良くなっているしね。

——マインツについて

シュテーガー チームのクオリティー、そしてあのすごい試合を考えれば残留は当然だ(マインツは前節のフランクフルト戦で0ー2から4-2と逆転して残留をほぼ確実にした)。昨季のマインツ戦で我々が0-2の劣勢から3-2の逆転勝利を収め、下位転落を回避したことを思い出したね。あの試合はチームに大きな自信を与えてくれた。ああいう試合をモノにすることで、チームは勢いを手にする。我々はそうした手強い相手にも勝ち点3を取らなければいけないということで準備してきた。両チームを比較した場合、ウチには大きなアドバンテージもないし、不利な点もない。

——フライブルクと戦うバイエルン・ミュンヘンの援護射撃について

シュテーガー バイエルンはケルンのために戦うわけではない。ここ数シーズンを見れば、バイエルンはホームで間違いなく勝つチームだが、フライブルクには昇格チームながら見事なシーズンを戦い抜いたというプラス材料があり、サプライズもあり得ると見ている。ただ、そうした話は我々が自分たちのやるべきことをやってからでないと。欧州カップ戦の舞台に立ちたいのであれば勝つしかないのだから。

——EL予選から出場となった場合の変更点

シュテーガー トレーニングに対する気持ちの入り方は変わってくるだろう。しかし、ハードなシーズンを戦ってきた選手のことを考えると、休暇は必要であり、それを短縮することはできない。いつもよりも早めに準備に取りかかるのは監督の仕事になる。ただ、オーストリアのリーグはシーズン前の準備期間も短いので、私自身が変えることはないと思う。(予選も)きっちりとやり遂げられると見ている。