シャルケが復調した4つの理由
第20節のヘルタ・ベルリン戦で2-0の勝利を飾ったシャルケ。第19節ではバイエルン・ミュンヘン相手に敵地で1-1と善戦するなど、復調の兆しを見せている。後半戦の初戦でアイントラハト・フランクフルトにホームで敗れたが、シャルケにとってはそこが一つの分岐点だったようだ。彼らが息を吹き返しつつある4つの理由を挙げていく。
1)勇気と意欲
「あの敗戦後、チームとともにワードワークした。あのままでは勝てないということは誰もが分かっていた」。マークス・ワインツィアル監督はフランクフルト戦後のチームの様子をそう振り返る。勇気を欠いた消極的な姿勢が、あらゆる場面でブレーキになっていた。丁寧なパスを通す代わりにロングボールを放り込んでいては、結果につながりようもない。それはサポーターにとっても喜ばしいものではなかった。
しかしヘルタ戦では勇敢に、そして意欲的にボールを動かし、全く別のサッカーができることを示した。「重要なのはヘルタのような守備の固いチームを相手にコンビネーションを生かしたサッカーができたこと」。チームの2点目を決めたレオン・ゴレツカは勝利を喜ぶとともに、内容への手応えを口にした。