敵地での第1戦を3ー0で勝利していたシャルケは、2戦合計4ー1でラウンド16への進出を決めた - © © gettyimages / Lars Baron
敵地での第1戦を3ー0で勝利していたシャルケは、2戦合計4ー1でラウンド16への進出を決めた - © © gettyimages / Lars Baron

シャルケ、PAOKに2戦合計4ー1 EL16強進出

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2月22日、欧州リーグ(EL)決勝トーナメント1回戦セカンドレグが開催され、内田篤人が所属するシャルケは本拠地でPAOK(ギリシャ)と対戦し、1ー1で引き分けた。これによりホーム&アウェーの合計は4ー1となり、シャルケの16強進出が決定した。内田はベンチ外となっている。

シャルケ 1ー1 PAOK

序盤のシャルケは動きが乏しく、効果的なボールが前線へなかなか入らない。そんな選手たちに対し、本拠地に集まったサポーターも時折ブーイング。苛立ちをつのらせていた。

そんな中、最初にチャンスを迎えたのは17分のPAOKだった。左FKをワルダが蹴ると、ファーサイドにフリーで走りこんだコウロウリスが至近距離から右足で合わせたが、これは右サイドネットの外側に当たってしまう。

シャルケも21分、マイヤーが倒されて獲得したFKをシェプフが蹴り、ゴール前のナルドが打点の高いヘディングシュート。しかしGKグリコスが右手1本でこれをセーブしている。

するとその2分後、後方からのロビングパスをチュポモティングが絶妙にトラップし、寄せてきたDF2人をワンタッチで一気にかわす。そしてペナルティーエリア右へスルーパスを送ると、全速力で上がってきたシェプフがきっちりと決め、ホームのシャルケが先制点を奪った。

しかし25分、右サイドからミスタキディスに低めのセンタリングを放り込まれ、中央でナスタシッチとコウロウリスが競り合ったところ、ボールはナスタシッチの右足に当たってネットへ。不運なオウンゴールにより、試合はすぐさま振り出しに戻っている。

後半に入ると、互いに積極的な姿勢が見られず、ゴール前でのビッグチャンスというシーンは少なくなる。

残り約10分となった82分、左サイドをコラジナッチが縦に突破し、ファーサイドへセンタリングを送ると、フンテラーが頭で落とし、ベンタレブがミドルシュート。しかし体勢が右に傾いてしまい、ボールは枠の外へ流れてしまった。

シャルケはさらに85分、今度は右サイドをシェプフが駆け上がり、ペナルティーエリア内ゴールライン手前でマイナスに折り返す。ケーラーがDFと交錯し、ボールはネットの方向へ転がっていくも、ラインを割る手前でDFにクリアされた。

さらに終了間際のロスタイム5分、ヘーベデスが頭で合わせる決定機を迎えたが、これも実ることはなく、試合は1ー1のまま終了している。

【得点】

シャルケ:シェプフ(23分)
PAOK:ナスタシッチ(25分※オウンゴール)

【ラインナップ】

シャルケ(3ー1ー4ー2)
フェアマン;ヘーベデス、ナルド(72分 バートシュトゥーバー)、ナスタシッチ;ガイス;シェプフ、マイヤー、ベンタレブ(84分 ケーラー)、コラジナッチ;フンテラー、チュポモティング(56分 ゴレツカ)

PAOK(4ー2ー3ー1)
グリコス;キツィウ、マレザス、クレスポ、ポウゴウラス;シミロット、シャコフ;カンポス(78分 ペルカス)、ワルダ(69分 ビセスワール)、ミスタキディス(63分 エンリケ);コウロウリス