4-4の壮絶な撃ち合いとなったマインツホッフェンハイムにおいて、今季初ゴールを挙げたマインツのFWジョン・コルトバ。ドイツサッカー連盟カップ(DFB杯)1回戦での負傷を感じさせない力強いプレーを披露した23歳のコロンビア人ストライカーに、マインツでの成長について語ってもらった。

――前回のインタビューの時、ドイツのゴミ分別システムを「理解できない」と苦笑していましたが、それは解決しましたか?

コルドバ だいぶ分かるようになってきたよ(笑)。ステップ・バイ・ステップという感じでね。僕のように異なる文化圏から来た人間にとって海外生活は難しい。慣れてはきたけれどね。

――異なる文化圏というのは一つのキーワードですね。この木曜日に欧州リーグ(EL)での戦いが始まりますが、コロンビアやメキシコでプレーしていた頃、ヨーロッパの舞台でプレーすることを目標としていましたか?

コルドバ 南米のサッカー好きなら欧州のトップクラブが争う2大トーナメントのことは知っているし、ちゃんと見ているよ。自分もその一人だったから、ELで戦えるのはとてもうれしい。

――スペイン語を母国語とするハイロ・サンペリオやパブロ・デブラシスは、チームになじむ上で大きな存在でしたか?

コルドバ ラテン組のメンバーは日常生活のあらゆる面で助け合っているし、サッカーの面でも大きな助けになっているね。

――例えば?

コルドバ 僕らは兄弟みたいなものなんだ。一緒に食事をしたり、料理を作ったり、誕生会をしたり。こういう互いのサポートは僕にとってとても大事なことなんだ。特にドイツ語が全く分からないままここにやって来たばかりの頃は本当に助かった。ラテン組のメンバーであることで他の選手とも仲良くなれたしね。今度は僕がピッチの上でみんなに恩を返す番だ。

――ブンデスリーガ1年目を終えて、個人としての成長はどう見ていますか?

コルドバ 昨季は自分にとってポジティブなものだった。序盤戦は学ぶことが多く、後半戦はドイツのサッカーに慣れて結果が出せることを示せたと思う。今はピッチ上で最高のプレーを見せる準備ができている。マインツに来た理由を示したいね。

――コロンビアのファンはドイツに渡ってからのあなたをどのように見ていますか?

コルドバ マインツに来てブンデスリーガで順調に成長しているおかげで、コロンビアで道を歩いていたら気づかれるようになったよ(笑)。自分にとっては、うれしいおまけの効果だね。

――リオデジャネイロ・オリンピックのコロンビア代表メンバーから落選したことで落ち込みましたか?

コルドバ そうだね。ちょっとがっかりしたよ。でも、大事なのは気持ちを切り替えて自分を磨き、成長することなんだ。

――4-4で引き分けたホッフェンハイムとの一戦は、21日間で7試合という過密日程の初戦でした。体力の備えは十分ですか?

コルドバ シーズン前の準備期間に負荷に対応する練習は積んできたよ。

――だからこそ、シーズン前の練習を特にストレスがかかると感じていたのですか?

コルドバ 過去4年は移籍があってシーズン前の練習にきちんと参加することができなかった。でも、今年は初めて最初から最後まで参加することができた。自分にとっては新しい経験で苦しくて大変だったけど、学ぶことも多かった。だから、今は珍しいくらいに状態がいい。コーチングスタッフやチームのみんなのサポートもあって、今季は自信を持って臨めている。ここまでやってきたことへの自負もある。新天地のクラブだとこうはいかない。シーズン前の練習を中断せざるを得ないし、新しいチームに慣れることも必要だしね。

――今季はポジション争いが激化しています。センターフォワードでは武藤嘉紀がアピールしていますが、こうした競争をどう見ていますか?

コルドバ 競争はいいことだと思っている。それを通じて成長できるからね。うちのチームのレギュラー争いで言えば、ちょっとでも手を抜こうものなら定位置の座をすぐに失ってしまう。そのことはみんな分かっている。

――マーティン・シュミット監督は今季、試合数が多いことを見据えてメンバーを固定しないことを示唆していますね
コルドバ それは監督マターだよ(笑)。でも、僕はいつでも試合に出たい。

――昨季のマインツはELの予選出場権を獲得しましたが、今季もいけそうですか?

コルドバ チームは補強もしたし、クオリティーが下がったとは思っていない。僕たちは自信をつけたし、どんなことも達成できると思っている。チームがどう成長するか楽しみでもあるね。

――先週末、ハイロ、デブラシスと一緒に高速ボートでライン川を渡り、対岸を散策したそうですが、南米の感覚が少し呼び覚まされましたか?

コルドバ そう、ちょっとだけね!(笑)