コバチ監督の就任以降、フランクフルトは特に本拠地で絶対的な強さを誇るようになった - © © DFL DEUTSCHE FUSSBALL LIGA / Simon Hofmann
コバチ監督の就任以降、フランクフルトは特に本拠地で絶対的な強さを誇るようになった - © © DFL DEUTSCHE FUSSBALL LIGA / Simon Hofmann

コバチ監督独占インタビュー、フランクフルト好調の要因とは?

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長谷部誠が所属するアイントラハト・フランクフルトが好調だ。前節、宇佐美貴史のアウクスブルクに引き分け、4連勝こそならなかったものの、第6節フライブルク戦以来黒星を喫しておらず、見事上位戦線にとどまっている。昨季、チームを降格危機から救い出し、たった半年でチームを上昇気流に乗せたニコ・コバチ監督が、当サイト独語版との独占インタビューに応じた。

――半年前、2部3位との入れ替え戦に臨んでいた時と現在では、メンバーの顔ぶれにさほど違いはありません。しかし今の順位は5位です。多くの識者は驚きを覚えていますが、あなたにとっても同じでしょうか?

コバチ監督 確かに我々が5位にいるというのは驚きでしょうね。ですが、私個人にとっては、そうではありません。私たちはコンビネーション、戦術、テクニック、メンタルなど、すべての面で以前よりも良くなっているのですから。それに最も大きいのは、我々が継続してその作業を行っていることです。ダルムシュタットとフライブルクには負けてしまいましたがね。

――敗戦はあなたにとって喜ばしいことではないでしょう。しかし、フライブルク戦の後からフランクフルトは上向いています。あの敗戦が何かのきっかけになったのでしょうか?

コバチ監督 今振り返ってみると、フライブルク戦での負けが、チームを正しい方向に導いてくれたんだと思います。あの試合の後は何も話したくないほど怒りに満ちていました。予定していた試合運びが何もできなかったからです。あの敗戦で、我々は本当の意味で目を覚ましました。ブンデスリーガで成功をつかむためには、100%以下の力で臨むことなどありえないということを学んだのです。

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