最終節で勝てば残留。ギスドル監督はハンブルクを残留に導くことができるか? - © © gettyimages / Lukas Schulze
最終節で勝てば残留。ギスドル監督はハンブルクを残留に導くことができるか? - © © gettyimages / Lukas Schulze

ギスドル「チャンスをモノにする」

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酒井高徳所属の16位ハンブルガーSV(勝ち点35)が、残留を懸けて15位ウォルフスブルク(勝ち点37)との直接対決に挑む。2部3位との入れ替え戦回避のためには勝利が絶対条件。ミニキャンプを張って万全を期したマークス・ギスドル監督が、最終戦前の記者会見で質疑応答に応じた。

——負傷者等のチーム状況

ギスドル ピエール(ミシェル・ラソッガ)は欠場するが、それ以外は軽傷の選手も含めてほぼ全員が土曜日の試合に出場可能な見込みだ。ピエールは内転筋を痛め、ウォルフスブルク戦には間に合わない。

——ローテンブルクでのミニキャンプについて

ギスドル 前回のキャンプ(第32節のマインツ戦前)でとても快適に過ごすことができたので、今回もそうすることにした。試合2日前というタイミングもいい。ここ(ハンブルク)では一挙手一投足を追いかけられ、チームでまとまって準備をするのが難しいからね。(実施は)選手たちの希望でもあった。何か特別なことをするというわけではないが、もう一度チームのみんなで過ごそうということだ。

——フォルクスパーク・シュターディオンの雰囲気について

ギスドル 我々のパフォーマンス次第だが、素晴らしい雰囲気になることを期待している。ホームゲームならではのいい雰囲気を作り出し、サポーターがヒートアップできるようにするのが我々の仕事だ。ファンは常にチームを支えてくれている。ウォルフスブルク戦もそれは変わらないと思う。

——プレッシャーとの向き合い方

ギスドル チームには最終戦で残留圏に届く大きなチャンスがある。ホームでは力を発揮できているし、どれだけの力が出せるかも分かっている。ネガティブな考えに流されないよう努めるよ。楽しみにしてきた素晴らしい試合なのだと意識できるようにね。コーチングスタッフ、選手で受け止め方は違う。気分転換しようとする者もいれば、じっくり向き合おうとする者もいて、それぞれのやり方がある。ただ、誰にとっても、いつもと違う状況というのは間違いないだろう。私自身はやるべきことに集中し、あまりネガティブなことは考えないようにしている。そうしたことが頭をよぎりそうになった時は、すぐに練習や試合に目を向けて切り替えている。読書をしたり、散歩に出るのも気持ちの切り替えにつながるね。

——最終戦までの長い道のり

ギスドル 我々は見事な巻き返しでここまで来た。ここ数試合は、残留のために勝たなければいけないという難しい状況に置かれている。そうした中で、勝つしかないという試合を迎えた。チームは一時の絶望的な状況からチャンスをつかみ取ったんだ。謙虚さと感謝を持ってこのチャンスをモノにしたい。