フォースベルク「もっとやれるし、もっとやりたい」
ライプツィヒのスウェーデン代表FWエミル・フォースベルクは、ここまでリーグトップの15アシストを記録、自らも8ゴールを挙げてスコアポイント(ゴール+アシスト)ランキングの4位につけている。昇格したばかりのチームの攻撃をけん引する25歳に、快進撃の背景やドイツでの生活、そしてライプツィヒの女子チームでプレーするシャンガ夫人について語ってもらった。
「90分を通してすべてを出し切っている」
——今季のライプツィヒは好成績どころか、今も快進撃を続けています。こうした状況を最初に想像したのはいつ頃ですか?
フォースベルク ちょっと難しい質問だね。第2節でドルトムントに勝った時に「自分たちはかなりいけるんじゃないか」とは思ったけど、その頃はシーズン通してここまでコンスタントに結果を出せるとは思っていなかった。もちろん、最終節まできちんと結果を残していきたいし、シーズンが終わった時にはチームの誰もが「とてもいいシーズンだった」と感じることができるはずさ。
——ライプツィヒは評論家も驚くような成績を残してきました。その要因は?
フォースベルク チームのメンタリティだろうね。練習だろうと、試合だろうと常に全力を尽くすことができている。試合でピッチに立てば90分を通してすべてを出し切っている。ツキに見放された試合もあったけど、スウェーデンでは“ツキはつかみ取るもの”という言い回しもあるんだ。ブンデスリーガに簡単な相手はいない。限界までやらなければいけないと分かっているからこそ、日々ハードな練習をこなしている。素晴らしいチームだよ。
——第24節のウォルフスブルク戦、第25節のブレーメン戦と連敗をしても、すぐにチームを立て直してきました。
フォースベルク どんな試合でも学ぶことはあるからね。特に僕らのような昇格チームならなおさらだ。試合が終わったら、次の試合はどこを改善できるか考えるんだ。練習場でもスタジアムのピッチでもサッカーを楽しみたい。チームの雰囲気はとてもいいよ。だから2度、3度負けてもそれを乗り越えられる。それに僕自身、試合前に緊張したりするタイプではないしね。
——チームに忍耐力もついてきたのでは?
フォースベルク そのとおり。忍耐力もついたし、それ以上に柔軟さがついたね。5ー3ー2でも、4ー3ー3でも、4ー2ー2ー2でも、いろいろなシステムで戦えるようになった。