ウォルフスブルク、イスマエル監督独占インタビュー
ウォルフスブルクは10月中旬、ディーター・ヘッキング監督に別れを告げ、バレリアン・イスマエル監督を内部昇格させた。同監督は当初、暫定指揮官であったものの、その後、正式な監督に就任。トップチームと2018年夏まで契約を結ぶことになった。苦境に陥っていたチームを上位に浮上させようと野心に燃えるイスマエル監督が、第11節シャルケ戦を前に、当サイト独語版との独占インタビューに応じてくれた。
――シーズン途中に、ひどく不安定なチームを率いることになりました。まず何から始める必要があったのでしょうか?
イスマエル監督 内部で何が起こっているのかを理解するため、まずはチームの“像”を入手しなければなりません。この“像”はチームの1人1人と話し合いをすることで、浮かび上がってくるものです。就任前、「ネガティブな出来事ばかりでチームがバラバラだったら恐ろしい」と考えていましたが、幸運にもそうではありませんでした。ですが、インターナショナルな舞台で戦ってきた、もしくは戦えるレベルの選手たちが、非常に動揺していました。まずは彼らに自信を植え付けること、そしてゆっくりとチーム作りをしていくことを考えました。
――あなたはウォルフスブルクに長く在籍してきました。これまで、監督の手腕に疑問符がつくようになった時、「自分に順番が回ってくるかもしれない」というような心構えをしたことがありましたか?
イスマエル監督 いいえ、それは間違った行為です。ヘッキング監督はウォルフスブルクに成功をもたらしましたし、このクラブの誰もが、(トップチームが)良い成績を収められることを願っていましたから。