“ヤング・ドルトムント”の可能性
今季のドルトムントは両極端な姿を見せている。4試合で16得点とまるで流れ作業のように大量得点を挙げたかと思えば、0-2で敗れた第6節のレーバークーゼン戦のように全くゴールを奪えなかったりもする。今季初黒星を喫した第2節のライプツィヒ戦も0-1と攻撃陣が沈黙した。
若い選手が多いドルトムントは、激しくプレスをかけてくる相手に苦戦。特にレーバークーゼン戦では、クリスチャン・プリシッチ、ユリアン・ワイクル、ウスマン・デンベレ、エムレ・モルら若い選手たちが高い授業料を払う結果となった。しかし、こうした過程は若手を育てていく上ではごく当たり前のこと。それはトーマス・トゥヘル監督も計算済みだろう。それにレーバークーゼン戦では過密日程の影響もあって、普段どおりのプレーをできた選手は皆無に等しかった。若武者にとって大事なのは失敗から学び、より強くなっていくことだ。