5月19日、ブンデスリーガ入れ替え戦の第1戦が行われ、長谷部誠が所属するアイントラハト・フランクフルトは本拠地でブンデスリーガ2部3位のニュルンベルクと対戦する。

14日に行われた第34節、自動残留が目前に迫っていたフランクフルトは、終了間際の88分に失点を喫し、ブレーメンと順位が入れ替わってしまった。対するニュルンベルクは2位ライプツィヒを得失点差では上回ったものの、勝ち点が2及ばず、3位となってしまったが、最後の2試合をともに白星で終え、勢いは十分。フランクフルトにとっては非常に手ごわい相手である。

両クラブにとって重要な一戦を前に、当サイト独語版はフランクフルトのニコ・コバチ監督とのインタビューに成功。入れ替え戦に臨む意気込みを語ってもらった。

「真の男であればもう1度立ち上がる」

――ここ数週間のフランクフルトは、ほとんど希望がない状態から復活を果たした一方で、先週末には残りの2分で再び突き落とされてしまいました。選手の心理状態はどうでしょうか?

コバチ監督 もちろん試合終了直後の彼らは心から失望していた。我々の目標であるストレートでの残留が手元にあったわけだからね。しかし私はそんな彼らを前に、終了後ピッチの上で直接、「(ストレートでの)残留は逃してしまった。だが真の男であれば、もう1度立ち上がるはずだ」と語りかけた。この4週間、毎試合が非常に重要だったわけだが、そのうち3試合で勝利を挙げている。選手たちがこのプレッシャーのかかる状況を突破してくれることを信じている。

――あなた自身はどういう気分でしたか?

コバチ監督 これもサッカーだ。そもそもほんの少し前まで我々は17位におり、ほとんどチャンスはないと思われていた。だから入れ替え戦に回ることができたのは成功とも言えるんだ。我々はネガティブな感情をポジティブなエネルギーに変えることができる。今は前だけを見ているし、入れ替え戦の2試合で成功を収められるだろう。

「マイヤーは我々のオプション」

――一般的に入れ替え戦では、下のリーグのチームのほうが、シーズンでの成績が良かったため心理的に有利だと言われています。これについてはどうお考えでしょうか?

コバチ監督 どちらのチームも勝ち負けを経験している。確かにニュルンベルクは素晴らしいシーズンを過ごし、自動昇格まであと1歩だった。しかし我々も絶体絶命のところから再び残留のチャンスを獲得している。入れ替え戦という状況下では、心理面が大きな意味を持つだろう。ただしフランクフルトも今季終盤で良い試合を見せることができた。

――負傷が癒えつつあるFWアレクサンダー・マイヤーの状態はどうでしょうか?

コバチ監督 ここまでの成績を見れば、彼がどれだけフランクフルトに重要な選手か分かるだろう。きっとマイヤーはこの入れ替え戦で我々のオプションとなるだろう。ただし、彼は長い間負傷を抱えており、魔法のようなプレーを期待するのは酷だ。もちろん非常に少ないチャンスの中からクオリティの違いを見せつけられる選手ではあるがね。いずれにしても第31節から第33節まで、アレックス(マイヤー)を欠いていた我々は良い試合ができた。彼にすべての希望を背負わせることはない。