武藤嘉紀の所属するマインツはブンデスリーガ2016/17シーズンへ向け、デンマーク代表GKのヨナス・レッスルを獲得した。リバプールへの移籍が決まった正GKロリス・カリウスの後釜として期待が寄せられている新守護神はどんな選手なのか、紹介していこう。

新SDのお墨付き

マインツの新しいスポーツディレクター(SD)ルーウェン・シュレーダー氏は長年、レッスルに注目し続けていた。同氏がニュルンベルクのスカウトをしていたとき、デンマークU21代表のゴールを守る身長195cmのGKに目が留まったという。そしてカリウスの放出が決まった直後、彼に白羽の矢が立ったのだ。シュレーダー氏は「ヨナスはGKとして非常に風格がある。これまで地道にキャリアを積み重ね、欧州のトップリーグへ昇りつめてきた」と、サッカー専門誌キッカーの取材に応じて話している。

デンマーク代表デビュー

レッスルの実力はここ2シーズンのフランスリーグでの活躍でも証明できるだろう。デンマーク1部のミッティランで120試合に出場した後、初めての海外移籍先となったガンガン(フランス1部)で、すぐさま正GKのポジションを確保し、67試合に出場。加えて欧州リーグ(EL)でも7試合を戦った。今年の3月にはデンマーク代表としてのデビューも果たしている。

フィヨルドの街から

南デンマーク地域のフィヨルド奥湾にある都市、コリング出身の27歳が、ステップアップを求め、躍進目まぐるしいマインツへやって来る。チームは着実に成長を続け、2015/16シーズンのブンデスリーガでは6位と、EL本戦への切符も自力でもぎ取った。「デンマーク出身の僕は小さいころからずっとドイツのサッカーを追いかけていた。夢がかなった」との談話が、ライン・マイン新聞で紹介されたレッスルは「ブンデスリーガ挑戦へ向けての準備は万全」と、絶対的な守護神であったカリウスの後任というプレッシャーをさほど感じていないようだ。

指揮官も太鼓判

マインツのマーティン・シュミット監督もまた、レッスルの活躍を確信している。「これまでの活躍やGKとして発するオーラ、そして彼の性格を総合した結果、私たちはすぐに獲得へと動いた」と説明。キャリアを見ると、すでに完成されたGKともいえるが、新天地での更なる成長も期待できる。伝統的に多くの優れたGKが所属してきたマインツの”名GKリスト” に、新たな名前が刻まれるのだろうか。

経歴のまとめ

選手名:ヨナス・レッスル
出身:1989年2月1日、デンマークのコリングに生まれる
所属チーム歴:ガンガン(フランス1部)← ミッティラン(デンマーク1部)
代表キャップ数:1(デンマーク)