香川「自分で判断していかないと」
2月25日、欧州リーグ(EL)決勝トーナメント1回戦の第2戦が行われ、香川真司が所属するドルトムントは敵地でポルト(ポルトガル)と対戦し、1-0で勝利した。この試合にフル出場した香川が、試合後のインタビューに応じている。
――試合を終えて感想はいかがでしょうか?
香川 先制することができたので、それでだいぶ楽になりました。
――試合の序盤はポルトも前から厳しくプレスにきました。
香川 (ポルトにとっては)ホームなので、最初の10~20分は(激しく)来るだろうと思ってました。自分たちのミスも続いて少しヒヤっとしましたけど、それを乗り切って先制点を取って。あれでほとんど勝負は決まったので、そこからはまぁ、後半は流しながらって感じでしたね。
――先制点を取るまでは、ドルトムントが低い位置でボールを奪った後、前線にボールがうまく入らず、すぐに奪われるような状態でした。
香川 後半みたいにスペースが空きだしたらやりやすいけど、前半みたいな展開の中でどうやってボールを収めるのかという意味では・・・。中央は堅いですし、サイドでうまく起点を作って攻撃をしていく必要は、これからもあるんじゃないかなと思います。
――これから、きょうのような2シャドーの一角としてプレーすることがあれば、中央のエリアだけじゃなくなく、サイドに開いて自分が受けてもいいと感じることもあるのでしょうか?
香川 そうですね、なかなかそこ(中央)でボールを受けるのは難しいですし。そういう意味では、もう少し自由に・・・サイドで待ってみたり、あるいは(長いボールを入れて)直接ゴールを狙うという意識を持つとか。中途半端にやってしまうと、厳しいところでボールを受けざるをえなかったり、なかなか自分の良さを発揮しにくいところもあるので。その判断だったり、チームの戦い方を見ていると、もう少し流動的にやっていきたい面もあります。でも監督も「ここ(中央)にいろ!」と強く主張したりするので。もちろんそれも大事ですけど、そういうところは自分で判断していかないといけないですね。