4月6日、香川真司が所属するドルトムントは、翌日に開催される欧州リーグ(EL)準々決勝第1戦のリバプール(イングランド)戦に向けた前日会見を行った。壇上に現れたトーマス・トゥヘル監督、ゴンザロ・カストロのコメントは下記の通り。

【トーマス・トゥヘル監督】

――試合を明日に控え、現在の状況はどう考えていますか?

トゥヘル監督 リバプールは試合を重ねるごとに良くなっている。それはユルゲン(クロップ監督)の仕事に他ならない。前線から激しくプレッシングを仕掛けてくるリバプールが相手となれば、シュートチャンスを作るのも決して簡単ではない。彼らの個々の能力も非常に卓越しているからね。しかし私は、ドルトムントの選手たちがそんな困難な任務に対しても、ベストなパフォーマンスを見せられるということに自信を持っている。それはもう何週間も、何カ月も前から証明してきたことだ。

――クロップ監督がドルトムントに築いた基礎部分、そしてトゥヘル監督がもたらした変革とは?

トゥヘル監督 今のチームに、どれだけユルゲンが関わり、どれだけ私が関わったのかを定義することになんの意味もないと思う。しかしユルゲンがもたらしたチームの成長は、今の我々にももちろん影響している。彼の後任としてドルトムントの指揮官を引き受けるのは簡単なことではなかった。しかし我々はチームをさらに高いレベルへ成長させるという任務に、大きな喜びを持っていたんだ。

――クロップ監督との再会についてはどうでしょう?

トゥヘル監督 私にとっては、彼を迎え入れることは初めてのことではないので、もはやルーティンの1つだよ。きっと彼は観衆から温かく迎え入れられるだろう。彼のここでの仕事ぶりは、その拍手に十分値するものだったからね。彼がここで過ごした時間を忘れるものは、誰1人としていないだろう。しかしキックオフの笛が鳴れば、彼はただ勝利だけを求めて戦うはずだ。

――クロップ監督やメディアは「ドルトムントが有利」と見ています。

トゥヘル監督 ユルゲンは(クロップ監督がドルトムントで、トゥヘル監督がマインツで指揮官を務めていた当時)ドルトムント対マインツの試合前に毎回「マインツが有利だ」と言いながら、いつもマインツから勝利を奪っていたからね(笑) 彼は自分のチームをアウトサイダーにすることで、チームにかかるプレッシャーを軽減しているのだろう。私は、我々が有利だとはまったく考えていない。

――イルカイ・ギュンドアンは5日からチーム練習に復帰しました。

トゥヘル監督 まだきのうの練習ではインテンシティが低かったが、きょうの練習ではきのうよりも高い強度でプレーできるだろう。彼の状態がどうなのかは、そのあとで判断したい。


【ゴンザロ・カストロ】

最近のホームゲームでも、僕たちはしっかりとした戦いを見せることができた。あしたも、同じような試合をしたい。僕らは自分たちのことに集中しているし、クロップ監督のことはひとまず忘れようとしている。第2戦に良い状態で臨めるよう、この試合でも90分間、リバプールよりも良い戦いをしなければならない。

多くの人間が、クロップ監督がどのようなサッカーをしてくるか分かっている。彼らのプレッシングの餌食になってはいけない。自分たちのサッカーをして、ゲームを支配しなければならないんだ。(クロップ監督がドルトムントの選手を知り尽くしていることがリバプールにとって有利な点となるかについては)ある監督が古巣と対戦することは、なにも今回が初めてのことではない。僕たちはトゥヘル監督のサッカー、つまりクロップ監督の時とは別のサッカーをしている。

僕らが普段のサッカーをすることができれば、どんなチームでも僕たちに勝つのは難しいはずだ。2試合連続でプレミアリーグのチームと対戦することになったが、ドルトムントのスカウティング部門のスタッフは素晴らしい分析をしてくれた。準備は万端だよ。

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