ボアテング「レバンドフスキだけではない」
ドイツ代表は6月16日、欧州選手権(EURO)のグループステージ第2節でポーランド代表と対戦する。試合の2日前、チームの精神的支柱でもあるベテランのルーカス・ポドルスキ、初戦でスーパーセーブを見せたDFジェローム・ボアテング、先制点を挙げたDFシュコドラン・ムスタフィが記者会見に出席した。
ルーカス・ポドルスキ「今はトップコンディション」
——出身地の国との対戦について
ポドルスキ 自分にとって特別な試合です。僕の生い立ちについて知っている人であれば、お分かりいただけるでしょう。ポーランドにはたくさんの友達や親戚、家族が住んでいます。個人的にはドイツがグループ首位で、ポーランドが同2位でラウンド16に進出できればと願っています。
——ポーランド代表のクオリティーについて
ポドルスキ ポーランドは大きく飛躍したので、危険な対戦相手です。成長を遂げ、国内や外国でもプレーする若いタレントが多くいます。ポーランドの未来は明るいでしょう。ドイツとの対戦は難しいでしょうが、ポーランドは準々決勝以上に進出するクオリティーがあります。
——前回のウクライナ戦から改善すべき点
ポドルスキ もっとシュートを放ち、安定したプレーをしないといけません。でも、前回は妥当な勝利でした。最終的に勝ち点3を獲得しましたし、それが重要でした。
——ドイツ代表としてW杯とEUROを合わせて7回目の出場について
ポドルスキ これらの大会に7回も代表として出場できたことを誇りに思います。卓越したことです。でも、この12年間、いつも全てがうまくいったわけではありませんでした。クラブでも同じことが言えます。今はトップコンディションで準備ができています。トルコで良いシーズンを過ごし、50試合に出場しました。レーフ監督が僕を必要とするとき、僕は準備できています。
ジェローム・ボアテング「レバンドフスキはトップストライカー」
—ポーランド戦について
ボアテング 第2戦で勝利することが重要です。僕たちはポーランド代表をよく知っています。簡単にはいかないでしょう。でも、自分たちの力を全て出せば、勝利できるとポジティブに考えています。もちろん、オフェンスに良い選手がいるので、注意しないといけません。ロベルト・レバンドフスキだけではありませんよ。
——バイエルン・ミュンヘンのチームメイト、レバンドフスキについて
ボアテング レバンドフスキはトップストライカーです。今は一緒のチームですが、昔はよく対戦していました。また、彼とのマッチアップです。ピッチ上で一度か二度は絶対に衝突するでしょう、サッカーはコンタクトスポーツですから。僕たちはそれぞれの国のためにベストを尽くしたいと思います。試合後はまた、仲良くなるでしょう。
——ドイツ代表のチームメイト、トニ・クロースについて
ボアテング バイエルンのようなクラブからレアル・マドリードへ移籍し、主力として活躍することは、とても強いことです。彼はレアルで不可欠な存在ですし、ドイツ代表としてもそうです。
——優勝候補について
ボアテング 僕にとってはフランスかスペイン、ベルギーが優勝候補です。
——ウクライナ戦のゴールラインぎりぎりのスーパーセーブについて
ボアテング 試合に勝利し、それに自分が貢献できたことをうれしく思います。あのプレーに対する世間の反応については、ほとんど追っていません。
——大会の安全性について
ボアテング 自分たちにとって、それはテーマではありません。僕たちは安全を感じています。スポーツが僕たちの目的であって、それに集中しています。
シュコドラン・ムスタフィ「完全に集中している」
——EURO初出場で、代表初ゴールを決めたことについて
ムスタフィ 昨日(13日)からまたポーランド戦に向けて完全に集中しています。このような大会では、そのような瞬間を満喫する時間はありません。
——ポーランド戦での出場の可能性について
ムスタフィ 自分ができることに集中しています。例えば、トレーニングにおいてです。それ以外は、監督が決めることですから。もしも自分が必要とされたら、準備はできています。
——優勝候補について
ムスタフィ 大会には予選を勝ち抜いた強豪たちがそろっています。簡単な対戦相手はいません。全チームがサッカーをプレーすることができ、守備ができるのですから。だから、僕にとって優勝候補はいません。最後にヨーロッパ王者に輝くのは、一試合、一試合、最善の準備をしたチームです。
——大会の安全性について
ムスタフィ 自分たちは安全性を感じていますし、スポーツのことだけに集中しています。それ以外のことは、自分たちでは動かせません。