4年に一度の欧州選手権(EURO)が6月10日〜7月10日、フランスで開催される。そこで当サイトではEUROに出場するブンデスリーガの選手たちを紹介していく。今回はスペイン代表のティアゴ・アルカンタラ(バイエルン・ミュンヘン)。

 

サッカー一家

父親のマジーニョは元ブラジル代表で、1994年のW杯で優勝を果たした。2歳下の弟ラフィーニャはFCバルセロナ(スペイン)に所属し、昨年ブラジル代表としてA代表デビューを飾っている。いとこのロドリゴはFCバレンシア(スペイン)でプレーし、2012年のロンドンオリンピックにスペイン代表として出場。ロドリゴの父もまた、ブラジルのプロサッカー選手だった。

グアルディオラ監督が渇望した男

「Thiago or nothing(ティアゴでなければ、誰もいらない)」。この言葉がティアゴをドイツで一躍有名にした。2013/14シーズン、バイエルンの監督に就任したジョゼップ・グアルディオラ監督は、バルセロナ時代からよく知るティアゴの獲得を同クラブ首脳陣に直談判した。当時の会見で「才能のある若い選手で、複数のポジションができる。闘志があり、ヘディングや1対1も強い」とティアゴの魅力を力説。そのラブコールが実り、ティアゴは同シーズンからバイエルンの一員となった。グアルディオラ監督とのバイエルンでの3年間、ティアゴは度重なる負傷に悩まされながらも、ピッチに立てばその力を発揮してきた。

スペイン代表

1991年、当時父親がセリエAでプレーしていたため、ティアゴはイタリアで生まれた。その後、一家は父親の故郷ブラジルに戻る。右腕には2歳くらいの男の子が海岸でサッカーボールで遊ぶタトゥーが彫られているが、これはティアゴ本人の姿だ。最終的に一家はスペインへ移住し、ティアゴはバルセロナの下部組織に入団した。スペイン代表の各年代に招集され、2011年にはA代表デビューを果たしたが、ここまでの出場は9試合で、無得点。2014年W杯の直前には右ひざ内側じん帯を負傷し、同大会に出場することはできなかった。ティアゴにとってA代表として初の大舞台となる今大会、スペインは3連覇を目指している。

ティアゴのオーバーヘッドゴール

ティアゴとコスタの足技が冴えるウォーミングアップ風景