4年に一度の欧州選手権(EURO)が6月10日〜7月10日、フランスで開催される。そこで当サイトではEUROに出場するブンデスリーガの選手たちを紹介していく。今回はブンデスリーガから11選手が選出されたスイス代表。

ドイツの南西に位置するスイスは、人口の64%がドイツ語を母語としている。ブンデスリーガに活躍の場を求める選手も多く、2015/16シーズンにブンデスリーガ、ブンデスリーガ2部に所属した同国出身の選手は27人。外国籍選手でオーストリア(37選手)に次ぐ2番目の多さだった。その数に比例するように、今回のEUROも、オーストリア、ドイツに次ぎ3番目の多さとなる11選手がブンデスリーガからスイス代表に選ばれている。

 

ブンデスリーガ所属のスイス代表

<GK>
ローマン・ビュルキ(ドルトムント)
マービン・ヒッツ(アウクスブルク)
ヤン・ゾマー(メンヘングラートバッハ)

<DF>
ヨハン・ジュルー(ハンブルガーSV)
ニコ・エルベディ(メンヘングラートバッハ)
リカルド・ロドリゲス(ウォルフスブルク)
ファビアン・シェーア(ホッフェンハイム)

<MF>
ファビアン・フライ(マインツ)
グラニト・チャカ(メンヘングラートバッハ)

<FW>
アドミル・メーメディ(レーバークーゼン)
ハリス・セフェロビッチ(アイントラハト・フランクフルト)

※所属は2015/16シーズン

優秀なGK集団

中でも目を引くのは、GK3人が全員、ブンデスリーガの各クラブの主力であることだ。ビュルキは今季、元ドイツ代表のローマン・バイデンフェラーの座を奪い、ドルトムントの正GKに君臨した。アウクスブルクのヒッツは昨季、1点のビハインドで迎えたレーバークーゼン戦(第22節)のロスタイムに前線へ上がり、劇的同点弾をたたき込んだ。これは、ブンデスリーガ史上3人目のGKによる得点となった(PKを除く)。しかし、この2人を差し置いて、今回のEUROでスイスのゴールマウスを守るのはメンヘングラートバッハ(ボルシアMG)のゾマーになりそうだ。2014年のW杯終了後、ディエゴ・ベナーリオ (ウォルフスブルク)が代表引退を表明。以降、ゾマーがレギュラーの座を獲得し、国際Aマッチ通算18試合に出場している。これはビュルキの5試合、ヒッツの2試合を大きく上回っており、今大会ではゾマーが背番号1を着ける。

2015/16シーズン、GKセーブランキング

ブンデスリーガ、EUROドリームチームGK編

ビュルキ、バイエルン戦で好セーブ連発

GKヒッツの土壇場ゴール

各ポジションにブンデスリーガ主力

フィールドプレーヤーでも各ポジションに注目選手がいる。酒井高徳が所属するハンブルガーSVの主将を務めるジュルーは、CBとしてチームの最終ラインを司る。代表出場は60試合に達し、経験豊富な選手だ。背番号10を担い、中盤でコントロールするのは新シーズンからアーセナルへ移籍するチャカ。フィジカルが強く、攻撃の起点となり、強烈なシュートを放つ。FWには長谷部誠のチームメイト、セフェロビッチがいる。セフェロビッチといえば、5月23日に行われたブンデスリーガ2部との入れ替え戦の第2戦、決勝点を挙げてアイントラハト・フランクフルトを残留に導くという勝負強さを見せた。スイス代表でも、ここ一番というときにゴールを決めてみせるかもしれない。