6月19日、欧州選手権(ユーロ)2016グループリーグ2試合が行われ、ブンデスリーガ所属選手15人を抱えるオーストリア代表はポルトガル代表と対戦し、0-0の引き分けに終わった。この試合後、武藤嘉紀が所属するマインツから今夏レーバークーゼンへの移籍が決まっているユリアン・バウムガートリンガーがインタビューに応じている。

――パリでの試合はまるでホーム開催のようでした。ファンの声援はどのように作用したのでしょうか?

バウムガートリンガー 赤と白の色で僕らを応援してくれたファンのみんなは、本当に素晴らしかったよ。彼らのきらめきを視界にとらえた瞬間、魔法のようだったね。確かに僕たちはほとんどビッグチャンスを作ることができなかった。しかし僕たちは全力でプレーし、彼らの声援に報いることができたと思う。

「とても満足している」

――試合の総括はいかがでしょう?

バウムガートリンガー とても満足している。もちろん(初戦ハンガリー戦に負けたため)勝ち点奪取は必須だった。僕たちの戦い方は守備に重きが置かれていたかもしれない。しかしポルトガルは個人技が卓越しており、どうしてもそこに力を注がなければならなかった。

――連敗をしてしまう可能性もありましたからね。

バウムガートリンガー しかし敗戦の後に、素晴らしい結果を収めることだってできる。それがサッカーだ。僕たちのプランがすべてうまくいったわけではないけれど、ポルトガルの強さを考えれば、きょうのオーストリアはうまく試合を運べたと思っている。

アラバの途中交代

――ダビド・アラバがきょうは途中交代となってしまいました。

バウムガートリンガー 彼にとって、きょうの試合は難しいものだった。しかし彼はその中でもベストを尽くしてプレーしていたよ。

――アラバは自らにプレッシャーをかけすぎているのではないでしょうか?

バウムガートリンガー もちろん彼はプレッシャーを感じているし、時々自らに対して過度な要求をしてしまう。なぜなら彼は野心にあふれた選手だからだ。だから彼には「すべてのことを自分でやろうとしなくてもいいんだよ」と言ってあげなければならないし、周りが彼を助ける必要がある。でも彼がきょうの試合でチームのために見せた働きは、彼が模範的なプロ選手であることを証明している。

――後半はかなり良い内容になりました。前半と何が変わったのでしょうか?

バウムガートリンガー 僕たちは後半のほうが良い守備をできるようになる。ポルトガルは個人のレベルが高いから、彼らにまったくチャンスを作らせないというのは難しいことだ。そしてきょうの僕たちには少し運もあったようだね。

――では、今の気分は良いほうのでしょうか?

バウムガートリンガー 良いのは間違いないね。ただし、ハンガリーに負けてしまったことも、決してみじめだとは思っていない。なぜなら(自国開催以外での)ユーロ本大会出場はオーストリアにとって初めての経験であり、すべてが思い通りにいくなんて思ってなかった。だから初戦に負けたとしても崩れ落ちることはなかったし、きょうの試合でポジティブなものをもたらすことができたんだ。

――火曜にはグループリーグ第3戦、アイスランド戦が控えています。

バウムガートリンガー きょうの試合とはまったく違った試合になるだろう。とにかく楽しみでならないよ。