4年に一度の欧州選手権(EURO)が6月10日〜7月10日、フランスで開催される。そこで当サイトではEUROに出場するブンデスリーガの選手たちを紹介していく。第9回はドイツ代表のマリオ・ゲッツェ(バイエルン・ミュンヘン)。

冷遇された2015/16シーズン

10月上旬、EURO予選でアイルランド代表と対戦した際に、ゲッツェは左足内転筋のけがを負い、約3カ月の戦線離脱が決定した。それまで第4節以外、すべてのリーグ戦に出場していたが、時を同じくして新加入のMFキングスレイ・コマン、MFドグラス・コスタらは好調をキープ。年明け後、負傷から復帰したゲッツェはベンチ入りを果たすようになったものの、その後、初めて公式戦に出られたのは3月12日の第26節ブレーメン戦だった。結果、今季の出場試合数は14と非常に少なく、第33節までに決めた得点もわずかに1。最終節で2ゴールを奪い、なんとかシーズン得点数を3に伸ばしているが、プロデビューを果たした2009/10シーズンを除き、2010/11シーズン以降では最低の得点数となった。

揺るぎない信頼

所属クラブで冷遇されたゲッツェ。しかし2014年のブラジルW杯決勝で値千金の延長ゴールを決めた男に対する、ヨアヒム・レーフ監督の信頼は決して揺るがなかった。3月26日、同29日、5月29日の親善試合3試合すべてに出場し、そのうち2試合はスターティングイレブンに名を連ねている。その中でドイツ代表は7ゴールを決めているが、ゲッツェは1ゴールと、PKを1回獲得するなど、ドイツ代表の重要な得点源として活躍。元々、FWも含め攻撃的ポジションはどこでも可能なオールラウンダーであるだけに、EURO本大会でも重要な攻撃オプションとして、その存在意義を我々に見せつけてくれるはずだ。

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来季の行方は・・・

今シーズン、グアルディオラ監督から満足のいく出場機会を与えられなかったゲッツェだが、来季から新たなに就任するカルロ・アンチェロッティ監督の下でも、状況が好転するかは未知数。バイエルンとは2017年まで契約を残しているものの、同選手にまつわる移籍の噂が絶えることはなく、周辺は非常に騒がしいのが現状だ。EUROでのプレーが今後の去就に影響を与えることになるかもしれない。