4年に一度の欧州選手権(EURO)が6月10日〜7月10日、フランスで開催される。そこで当サイトではEUROに出場するブンデスリーガの選手たちを紹介していく。第8回はドイツ代表のアンドレ・シュアレ(ウォルフスブルク)。

ブンデスリーガ復帰

マインツで頭角を現し、レーバークーゼンに移籍後も攻撃陣をけん引していたシュアレは2013年夏、イングランドの名門チェルシーへ移籍を果たし順風満帆な日々を過ごしていた。しかしその翌年、2014/15シーズンに入るとシュアレの出場機会は減少。まだ25歳と伸び盛りだった同選手は、チェルシーでのキャリアに早くも見切りをつけ、冬の移籍市場が閉まる直前にブンデスリーガ復帰を決断した。新天地に選んだのはウォルフスブルクで、同クラブがチェルシーに支払った金額はなんと3200万ユーロ(約40億円)。しかし、そんな大型契約で加入しながらも、同シーズン後半戦においてフル出場3回、1ゴールという不甲斐ない出来に終わってしまった。

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チーム得点王

ファンを失望させた昨シーズンからの脱却を目指したシュアレは今季、レーバークーゼン時代とはいかないまでも、最多の32試合に出場したFWマックス・クルーゼ(6ゴール)やFWバス・ドスト(8ゴール)を上回る結果を残した。前半戦こそ動きに精彩を欠いたものの、年明け後の第18節アイントラハト・フランクフルト戦で今季初ゴールを決めると、第24節ハノーファー戦ではブンデスリーガで初の1試合3得点をマーク。結果、後半戦だけで9ゴールの成績を残し、ウォルフスブルクの今季最多得点者となった。

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2年前の再現なるか

2014年、ドイツ代表はサッカー王国ブラジルの地で24年ぶりの世界王者に輝いた。アルゼンチン代表とのファイナルで決勝ゴールを決めたマリオ・ゲッツェ、およそGKとは思えない守備範囲の広さを見せたマヌエル・ノイアーらにスポットライトが当たった同大会だが、中盤でトニ・クロースからボールを受け、縦への突進からDFを振り切ってゲッツェに絶妙のセンタリングを入れたのはシュアレだ。2年前と同じように、今回のEUROでも試合を決定づける仕事をしてくれることを期待したい。