4年に一度の欧州選手権(EURO)が6月10日〜7月10日、フランスで開催される。そこで当サイトではEUROに出場するブンデスリーガの選手たちを紹介していく。第6回はドイツ代表MFトーマス・ミュラー(バイエルン・ミュンヘン)。

シーズン最多ゴール

ミュラーにとっての2015/16シーズンは、点取り屋としての本能がこれまでよりも研ぎ澄まされた1年間だった。2009/10、そして2012/13シーズンから3季連続、これまで計4度シーズン13得点を記録していた。最前線でプレーする機会が少ないながらも毎シーズンこれだけコンスタントに得点を重ねられるのは称賛に値するが、この13ゴールという壁は、これまで1度も破ることができなかった。しかし今季はエースFWロベルト・レバンドフスキにつられるようにゴールを積み重ね、これまでの記録を大幅に上回る20得点をマーク。30ゴールで得点王に輝いたレバンドフスキとの合計は50ゴールに達し、ブンデスリーガ史上2回目の「同一クラブから2人が20得点以上」を成し遂げている。

兄弟愛

今やミュラーは、ドイツ人の中で知らない人はいないほど有名になった。しかしどれだけ大物になろうとも、同選手は自身が生まれ育った場所を忘れず、たびたび故郷に戻っている。また、2歳下の弟ジモンは10部相当のリーグに属するTSVペールのMFとしてプレーしているが、彼が出場する試合も年に数回は必ず観戦に訪れるという。また、リーグのレベルが下がっても、やはりそこは血のつながった家族。前線へ積極的に飛び出していくプレースタイルは兄トーマスと同じようで、中盤というポジションながら毎シーズン多くのゴールを決め、チームを助けているようだ。ちなみにジモンも幼い時にバイエルン下部組織のテスト練習に参加しているが、本人は「僕にはどうやら才能がなかったみたいだ。その大部分はトーマスに持っていかれたみたいだね」と話している。