4年に一度の欧州選手権(EURO)が6月10日〜7月10日、フランスで開催される。そこで当サイトではEUROに出場するブンデスリーガの選手たちを紹介していく。ドイツ代表の第12回は今大会が初招集となったユリアン・ワイグル(ドルトムント)。

 

投資のはずが、開幕節先発スタート

1年前、1860ミュンヘンから当時19歳のワイグルをドルトムントが獲得した時、誰もが将来を見据えた投資と思ったはずだ。ドルトムントのミヒャエル・ツォルクSDは当時、「ユリアン・ワイグルは将来、中盤を担いうる選手で、大きな成長を見込める」という言葉を残している。それが、蓋を開けてみたら今季のプレー時間はチーム5位の2247分。ブンデスリーガ史上最強の2位の成績を残したドルトムントにおいて、中盤の底としてリーグ30試合に出場し、25試合で先発した。トップチームで実り多い1年を過ごしたワイグルは今夏、また一つ階段を昇ろうとしている。

ワイグルは1995年9月8日、バイエルン州生まれ。地元のクラブでサッカーを始め、14歳から1860ミュンヘンの下部組織に移った。2013/14シーズン後半戦からトップチームに昇格し、翌シーズンは史上最年少の18歳でチームのキャプテンに就任したが、この任はすぐに解かれている。

ドイツ代表にはU-19から選出され、昨年5月にはFIFA U-20ワールドカップに出場した。ドイツはグループステージを首位で通過したが、マリにPK戦の末に敗れて準々決勝で敗退している。ことし5月17日、ワイグルはEUROに臨む暫定メンバーとして初めてドイツA代表に選出されると、29日にスロバキアとの親善試合の後半戦からデビュー。その2日後に発表された最終メンバーに、同年代のレロイ・サネシャルケ)とヨシュア・キミッヒバイエルン・ミュンヘン)とともに、彼の名前も含まれていた。

アロンソ超え

今季の最終節、ドルトムントが本拠地でケルンと2-2の引き分けた試合で、ブンデスリーガ新記録が生まれた。この日、ワイグルがボールに触った回数は216回。これでバイエルンのシャビ・アロンソが持つブンデスリーガの最多ボールタッチ数記録を塗り替えた。しかも、アロンソはフル出場で213回だったのに対し、ワイグルは84分までの出場だった。