ドイツ代表は6月12日、欧州選手権(EURO)のグループステージ初戦でウクライナ代表に2-0で勝利した。

ドイツ 2-0 ウクライナ

試合開始直後から両チームが激しい攻防を見せた。キックオフから間もなくドイツがドラクスラーのシュートで相手ゴールに迫ったが、その直後にはウクライナの絶好機をGKノイアーが横っ飛びでセーブした。先制点をもぎ取ったのはドイツだった。19分、右サイドからのFKでクロースの正確なボールを、この日けがで出遅れているフメルスに代わってCBに抜てきされたムスタフィが頭で決めた。しかし、ウクライナも応戦してドイツはゴールを脅かされる。27分にはCKからのピンチを再びノイアーが救い、続く37分にもボアテングがあわやオウンゴールというボールをラインぎりぎりで掻き出す好守を見せて失点を免れ、前半はドイツが1点をリードし、折り返した。

後半、ドイツはボール保持し、多彩な攻撃から何度もフィニッシュにつなげたが、追加点はなかなか生まれない。75分にはミュラーが遠目から狙い、82分には交代で入ったばかりのシュアレが右足でシュートを放ったが、相手の好守に阻まれた。終了間際の90分、けがで実戦から遠ざかっているシュバインシュタイガーが投入された。その直後のロスタイム2分、カウンターで一気に駆け上がったシュバインシュタイガーが左サイドのエジルからのクロスをインサイドでうまく合わせ、劇的なゴールを決めた。このまま試合は終了し、ドイツが2-0と完封勝利を収めた。

【試合後のコメント】

ヨアヒム・レーフ監督(ドイツ) 前半はチームとしてボールを失うことが多かったが、後半はしっかりと修正できた。2点目はカウンターを確実にフィニッシュまでつなげられたのが良かった。(得点したシュバインシュタイガーは)守備の安定も考えての投入だったので、あのような前線でのプレーは想定外だったが(笑)、彼の経験や人間性はチームにとって欠かせないと考えている。

バスティアン・シュバインシュタイガー(ドイツ) けがから復帰し、調子はとても良い。ゴールはもちろんうれしかったが、チームが勝ったことが一番。前に出て行くのは自分の持ち味でもあるので、得点シーンではそれが出せたし、どんどん調子を上げて出場時間ものばしていきたい。

シュコドラン・ムスタフィ(ドイツ) ゴールを決められてうれしかったが、肝心なのはチームが勝ったこと、そして失点をゼロに抑えられたことだ。(シュバインシュタイガーによるゴールは)最後まで戦ったチームを象徴するようだった。

マヌエル・ノイアー(ドイツ) バスティ(シュバインシュタイガー)のゴールはもちろんうれしかった。素晴らしいジョーカーだったね。彼の調子が上がって先発で出られるようになればと願っている。チームとしては試合中、相手にセットプレーを与え過ぎたと思う。全体的にもまだまだ僕らのできることを全部出し切ったとは言えない。トーナメントの中でチームとして調子を上げていきたい。