幸先よく先制したフランクフルトだったが、試合は延長戦でも決着がつかず、PK戦へもつれ込んだ - © © imago
幸先よく先制したフランクフルトだったが、試合は延長戦でも決着がつかず、PK戦へもつれ込んだ - © © imago

フランクフルトPK戦の末に辛勝

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ドイツサッカー連盟カップ(DFB杯)1回戦の3日目が8月21日に行われ、長谷部誠が所属するアイントラハト・フランクフルトはマグデブルク(3部)にPK戦の末に勝利し、2回戦へ進出した。長谷部は65分からの出場となった。

マグデブルク 1-1(PK3-4) アイントラハト・フランクフルト

立ち上がりから試合を優勢に進めたフランクフルトが7分、先制点を挙げた。ボランチのマスカレルから前線でピンポイントのロングパスを受けたFWルコダがキックフェイントで相手DF2人を交わし、狙い澄まして右足でゴール。新加入の2選手から生まれた得点だった。これでフランクフルトが波に乗るかと思われたが、マクデブルクの闘志に火がつき、フランクフルトが自陣にどんどん押し込まれる。再三のピンチも何とか無失点に抑え、フランクフルトが1点をリードで前半を折り返した。

65分にボランチの位置に投入された長谷部だが、その4分後にペナルティーエリアぎりぎりの位置で相手を倒してしまい、ひやっとする場面も。その後は両者譲らなかったが、86分にハマンに直接FKを決められ、勝負は振り出しに戻った。試合終了間際には相手FWにGKフラデツキーと1対1の場面をつくられたが、土壇場での逆転は免れて試合は延長戦へ突入した。

100分、CBヘクターが相手の決定機を阻止し、この日2枚目のイエローカードを受けて退場する。数的不利となったフランクフルトは、相手の猛攻を何とかしのぎ、PK戦へと持ち込んだ。3人目の長谷部は相手GKにセーブされてしまったが、フランクフルトが4-3でPK戦を勝利し、辛くも2回戦へ駒を進めた。