ドイツサッカー連盟カップ(DFB杯)の決勝が5月21日に開催され、ドルトムントはPK戦の末にバイエルン・ミュンヘンに敗れて準優勝に終わった。この試合を最後にドルトムントからバイエルンへ移籍するマッツ・フメルスが試合後、インタビューに応じた。

——ドルトムントの一員としての最後の試合は、よりによって負傷交代となりました。こ自身がもうプレーできないと監督に合図したのでしょうか? それとも監督が負傷に気づいたのでしょうか?

フメルス 監督がもうこうれ以上できないと判断しました。交代の前からすでに痙攣(けいれん)していましたし、どこを負傷したのかもよく分からない状態でした。ふくらはぎを痛めていたんです。走ろうとしましたが、それもできなかった。もう自分がプレーを続けることができないのは、皆さんもお気づきになったと思います。

——ドルトムントでの最後の試合、ご自身のパフォーマンスをどのように評価しますか?

フメルス それ(自分にとって最後の試合ということ)は重要ではありません。自分が良いプレーをしようが、悪いプレーをしようが、平均的であろうが、関係ないです。ただただ、がっかりしています。120分も戦って、勝つことができずに・・・。

——最終的にPK戦で不運にも敗れました。トーマス・トゥヘル監督はPK戦での敗戦は自分の責任でもあると言っています。キッカーの順番を間違えたと。フメルス選手はPK戦をどのように見ていますか?

フメルス それは分からないですよ。PK戦ではほとんど何も変えられません。適したキッカーを選択するのは難しいことです。全選手が疲労した状態でもありました。90分の中でも、足をつり、伸ばしているチームメイトはいましたから。全選手が長くハードなシーズンの後、このようなインテンシブな試合を戦いました。自分はPKを失敗した選手を非難することはありません。自分が蹴ると言う勇気を持った人間を認めてあげなくては。よりによってチームの最高の選手(ベンダーとソクラティス)がPKを失敗したことは悲劇ではありますが、彼らなしでは自分たちは延長戦さえ戦っていなかったかもしれません。

——もう黄色と黒のユニフォームを着ることはありません。どのような気持ちでしょうか? 悲しいですか?

フメルス やっと今、実感しました。これが自分にとって黄色と黒のユニフォームを着ての、素晴らしいサポーターたちの前での最後の試合だって。黄色と黒でのチームカラーで応援してもらう、最後の日になったんですね。今後は状況が変わりますし、とても不思議な気持ちです。これから環境の変化に慣れないといけません。最高の時間でした。今、それが終わってしまいましたが、自分で決めたことです。これが正しい決断であるといいです。全ての選手、そしてドルトムントの今後の成功を願っています。自分はチームを去るからといって、アンチ・ドルトムントになることはありません。