5月21日、ドイツサッカー連盟カップ(DFB杯)決勝が行われ、香川真司が所属するドルトムントバイエルン・ミュンヘンがベルリンで激突する。本稿ではこの試合の見どころについて以下に記していく。

ブンデスリーガ第33節アイントラハト・フランクフルト戦で0-1の黒星を喫し、同34節ケルン戦では2-2の引き分けに終わるなど、リーグ終盤はやや低調な出来に終わったドルトムント。バイエルンとはDFB杯決勝の舞台で、2008年、2012年、2014年の過去3回対戦しており、そのうちドルトムントが勝利したのは、5-2という打ち合いを制した2012年のみ。その他2回は延長戦の末、苦杯をなめている。また昨シーズンの同大会準決勝では延長戦でも決着がつかずPK戦に突入。この時にはフィリップ・ラームとシャビ・アロンソが続けざまに足を滑らせるという珍事件が起き、ドルトムントがファイナルへ駒を進めた。同クラブにとっては今回で3シーズン連続での決勝進出となるが、直近2シーズンはどちらも準優勝となっている。3度目の正直を目指したいところだ。

対するバイエルンは2シーズンぶり21度目のファイナル進出。もちろん優勝回数も他の追随を許さず、2位ブレーメンの6回を大きく引き離し、17回DFB杯王者に輝いている。そんなバイエルンは15日、ミュンヘン中心部マリエン広場でファンを前にリーグ優勝報告会を行った。そこでカールハインツ・ルンメニゲ社長は「また来週の日曜、ここに来られる(DFB杯の優勝報告ができる)ことを願っている」と語り、また主将のラームも「試合に焦点を合わせ、しっかりと準備する。非常に厳しい戦いになるだろう。しかし目の前に2冠獲得のチャンスがあるのなら、狙わない手はない」と闘志を燃やしている。ブンデスリーガにおける直近10試合の対戦成績は4勝3敗3分とほぼ互角だが、直近5試合にしぼると3勝1分1敗。最近はバイエルンがドルトムントを凌駕している。1発勝負の決勝で、果たしてどんなドラマが生まれるのだろうか。