ミュラー「1-0は十分に良い結果」
バイエルン・ミュンヘンは4月5日、欧州チャンピオンズリーグ(CL)準々決勝のベンフィカとの第1戦を1-0で勝利した。試合後、85分までプレーしたトーマス・ミュラーがインタビューに応じた。
——この結果に満足されていますか?
ミュラー ホームで1-0は十分に良い結果です。それでも、準決勝進出が決まったわけではありません。観客のみんな、そして僕たち選手にとっても、第2戦はドキドキ、ワクワクする試合になるでしょうね。ベンフィカが8強にふさわしいチームだということが分かりました。僕たちは少しばかり手こずりましたから。トータルでバイエルンの方が良いチームですが、ベンフィカは痛い目に遭わられることを、示しましたね。
——開始2分という早い時間帯に先制し、これ以上にないスタートに思えましたが・・・。
ミュラー その後もかなり良い試合運びでした。最初の15分は常に敵陣にフリーの選手がいました。それからは、自分たちのプレーが悪くなったからなのか、ベンフィカがうまく対応し、サイドを崩しにくくなったからなのか、分かりません。自分たちが望んでいたほど多くのシュートチャンスを得ることができませんでした。もしかしたら、これまでより冷酷ではなかったのかもしれませんね。
——具体的にどのような点で、ベンフィカに苦しめられましたか?
ミュラー 早くに得点することで、試合が簡単になるとは限りません。ベンフィカのDFとMFの距離はとても狭かったです。オフェンシブはロングボールによく反応しましたし、セカンドボールを拾いにきました。自分たちよりも体の大きな選手が多かったのも、簡単ではなかったですね。彼らはスローインからのビックチャンスもありました。スローインは避けることはできませんが、ボールがペナルティーエリア内に入るようであれば、全てを投げ出して阻止しないといけません。また、ベンフィカのスイッチを完全に切ることができないと思います。彼らはチームとして、とてもよく機能していましたから。初めて一緒にプレーするような、バラバラのチームではありません。そうではなく、彼らは彼らにできることをすでに理解しています。
——ベンフィカはバイエルン戦ですべきプレーをしたのでしょうか?
ミュラー 彼らが0-1で負けたことを、忘れてはいけません。ベンフィカが満足しているのか分かりませんが、自分たちは試合終了間際の得点のチャンスを逃したことを、残念に思っています。それ以外は大きなチャンスはありませんでしたが、CLの準々決勝は簡単ではありません。