バイエルンのシャビ・アロンソは自身9回目のCL準決勝に臨む

バイエルン・ミュンヘンは4月27日、欧州チャンピオンズリーグ(CL)のアトレチコ・マドリード(スペイン)との準決勝・第1戦をアウェーで戦う。この試合を前に、2004/05シーズンにリバプール(イングランド)で、2013/14シーズンにレアル・マドリード(スペイン)で同大会優勝経験のあるMFシャビ・アロンソがインタビューに応じ、CLやジョゼップ・グアルディオラ監督への思いを語った。

——CL準決勝のアトレチコ戦では、多くの人たちがバイエルンを勝者候補に挙げています。

アロンソ CLの準決勝で勝者候補なんていませんよ。

——それはアトレチコが昨季の同大会王者であるFCバルセロナを下したことも関係しているでしょうか?

アロンソ そうとも言えますね。でも、もしアトレチコが他のクラブを破って勝ち進んで来たとしても、同じことが言えるでしょう。アトレチコはトップレベルのチームです。

——アトレチコのスタジアムであるエスタディオ・ビセンテ・カルデロンの熱狂的な雰囲気は有名です。アロンソ選手は何度もそこでプレーしていますので、よくご存知かとは思いますが・・・。

アロンソ ジョゼップ・グアルディオラ監督も少なくとも自分と同じくらい、あそこのスタジアムの雰囲気を熟知していますよ。自分たちはその特別な雰囲気に十分にそなえて臨みます。

——バイエルンは第1戦をアウェーで戦った後、第2戦をホームで迎えます。これはアドバンテージでしょうか?

アロンソ 最終的にそれが大きな要因になってくるかは分からないですね。第1戦で失点を喫したら、もちろん精神的な影響はあるでしょう。でも、まだ第2のパートが残っていますから。

「守備だけでは準決勝へ進めない」

アロンソは今季限りでバイエルンを去るグアルディオラ監督から多くのことを学んだ

——アロンソ選手にとってこの準決勝は何を意味しますか?

アロンソ これは自分にとって9回目のCL準決勝です。3チーム目で、3度目の優勝トロフィーを掲げることを切に望んでいます。みんなと同じように、何が何でも決勝に進出したいと思っています。

——アトレチコは守備に定評があります。中には、ヨーロッパで最強のディフェンスと言う人もいますが・・・。

アロンソ 多くのトップレベルのチームがこのタイトルを争っているので、そう言うのはなかなか難しいですね。ただ、確かにアトレチコの強さはディフェンスの献身的な働きにあるでしょう。でも、守備だけでは準決勝へ進めません。彼らの攻撃にも注意する必要があります。

——フェルナンド・トーレスのようなストライカーにですか?

アロンソ 彼だけではなく、他の選手にもです。確かに、フェルナンド・トーレスは特別なストライカーです。経験が豊富なので、危険な存在になり得るでしょう。彼はアイドル的な存在ですし、アトレチコでうまくやっています。それをピッチで示してくるでしょう。

——先ほどアトレチコのスタジアムの熱狂的な雰囲気について伺いました。アトレチコのディエゴ・シメオネ監督もまた、非常に情熱的です。

アロンソ 彼と言えば、情熱ですね。どんな状況であれ、それを伝えます。彼の情熱は人々に伝染しますし、影響力があります。自分たちは冷静さを保ち、そのような特別な雰囲気を不安がってはいけません。

 「ディフェンスとオフェンスのつなぎ役」

——今季限りでバイエルンを退団するグアルディオラ監督はチームに何をもたらしたでしょうか?

アロンソ 数え切れない細かいことを始め、とても多くのことを選手たちは監督から学びました。一つのチームが何通りものシステムでプレーするというのは、高いクオリティーを意味します。彼が特別なことを残してくれたことは、間違いありません。個人的には、さらなる成長を促してもらいました。たぶん、 監督の選手時代と同じポジションでプレーしていることも関係していると思います。監督にとても助けてもらいましたし、このポジションについて、たくさんのことを話し合いました。

——ということは、来シーズン以降もグアルディオラ監督から学んだことがチームに残るということですね?

アロンソ 試合とボールのコントロール、それは試合に勝つ一番の方法です。グアルディオラ監督は今後もバイエルンに役立つであろう、フィロソフィーを植え付け、土台をつくりました。それは、現在と将来に備えたメンバーをそろえ、高いレベルでコンスタントに良いパフォーマンスを発揮するということでもあります。現在、自分たちには素晴らしいメンバーがそろっていますし、将来も変わらないでしょう。

——特に若いファンたちの間では、ゴールを量産するストライカーに人気が集まるものです。アロンソ選手はご自身のポジションについてどのようにお考えですか?

アロンソ チームが一番であり、誰がゴールを決めるかは関係ありません。自分は、ディフェンスとオフェンスのつなぎ役だと思っています。また、試合を読み、チームメイトのパフォーマンスを上げ、彼らを最大限に生かすように努めています。チームに大きな影響や、その時々に必要なテンポをもたらすのは、ちょっとした判断です。それが、自分の仕事であり、とても楽しんでいます。たとえ、若いファンたちがFWの選手の方が好きだったとしてもね。