2015/16シーズンのブンデスリーガもすでに3分の1が経過した。当サイトでは中間査定と題し、日本人選手が所属するクラブの第12節までを振り返る。第7回は原口元気が所属するヘルタ・ベルリンをクローズアップ。

チーム状況

ヘルタは第12節を終えて、レーバークーゼンやシャルケ、メンヘングラードバッハ(ボルシアMG)といった強豪を抑え、4位につけている。近年は昇格と降格を繰り返し、昨季も降格圏ギリギリの15位で終えたチームだが、今季の強さの秘訣は攻撃陣にある。特に、走力があり、攻撃にアクセントをつけることができる2人、サロモン・カルーとペア・シェルブレッドの存在が大きい。

もちろん、ドルトムント(2位)やバイエルン・ミュンヘン(首位)には敵わないことはチームも分かっているだろう。また、油断は禁物だ。昨シーズンはチーム史上最高の5位となったアウクスブルクが、今季は最下位に沈んでいるのが“良い例”だ。それでも、現時点の順位ではあらゆる可能性が残されているヘルタの今後の戦い方に注目が集まる。

トップデータ

  • 現在はバイエルン、ドルトムントの次に白星が多く、12試合のうち半分で勝利している(ウォルフスブルク、シャルケ、ボルシアMGとは同数)。昨季のヘルタが6勝目を挙げたのは、第20節だった
  • ヘルタのシュート決定率はリーグトップ。シュート3本を打てば1本が決まる確率だ
  • DF陣も奮闘しており、失点数(15)はリーグ3番目に少ない

 

ベストプレーヤー:サロモン・カルー

サロモン・カルーはチーム内の得点王で、今季出場した公式戦全13試合で10得点、そのうちリーグでは11試合で7得点を挙げている。

第12節のハノーファー戦では、ブンデスリーガで自身初のハットトリックを達成した。しかも、この試合では3本のシュートしか放っていから驚きだ。“あの”ロベルト・レバンドフスキ(バイエルン)さえも1ゴールを決めるのに平均して4本のシュートを要している。

原口元気

2シーズン目となった原口は、ここまで11試合で先発し、レギュラーの座をがっちりとつかんだ。第4節のシュトゥットガルト戦では、先制点を奪ってチームの勝利に貢献している。また、ハノーファー戦では初アシストを記録。スプリント数は毎試合チームでトップクラスとなっており、このままいけば、自身シーズンレコードとなる2得点目を挙げる日もそう遠くはないだろう。何度か1トップでも起用されたが、サイドハーフではドリブル突破や鋭いクロスを入れてチャンスメイクをしており、原口の特長がより生かされている。また、今季に入ってから自身のツイッターでチームメイトと一緒の写真を投稿することも多く、チームにより馴染んでいることが伺える。原口やチームの好調はヘルタの団結力に寄るところもあるのかもしれない。

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