2016/17シーズンのブンデスリーガは8月26日にスタートする。そこで当サイトでは「プレシーズンチェック」と題し、各クラブの今季展望を探っていく。第2弾は宇佐美貴史が加入したアウクスブルク

(1)今シーズンの目標

2014/15シーズンにチーム史上最高の5位となったアウクスブルクは昨季、欧州リーグ(EL)に参戦した。初めての欧州の舞台でチームは見事、グループステージを突破。ラウンド32でユルゲン・クロップ監督率いるリバプール(イングランド)に惜敗したが、同大会での成績は健闘したと言っていいだろう。しかし、初めて経験する過密スケジュールのためか、ブンデスリーガでの成績は振るわず、前季から大幅ダウンの12位に終わった。

アウクスブルクは今季でブンデスリーガ参戦6シーズン目。シュテファン・ロイターSDは、「我々の予算が18クラブの半分より上にならない限り、目標は常に“残留”になるだろう」とあくまで堅実路線だ。しかし、「もし、早い段階で残留争いから抜け出すことができれば、新たな目標を掲げることができる」とも付け加えている。

(2)指揮官

チームを4年間率い、2019年まで契約の残っていたマークス・ワインツィアル監督をシャルケに引き抜かれた形で、今夏、監督の交代が行われた。新しくやってきたのは、ダルムシュタットを3部から奇跡のブンデスリーガ昇格へ導いた、ディアク・シュスター監督。同監督は前任者の功績を「彼は長きにわたって素晴らしい仕事をし、チームのレベルを上げた」と認めながらも、「私はトレーニングでも高いパフォーマンスを求める。それができなければ、私の機嫌は損なわれる」と、自己流にチームに一から鍛え上げるようだ。その表れか、他クラブが7月初旬に始動したのに対し、アウクスブルクは6月20日にチーム練習を開始した。

(3)キープレーヤー

今夏の欧州選手権(EURO)で初出場ながらラウンド16ではイングランドを撃破し、ベスト8の快進撃を見せたアイスランド代表。そのメンバーの一人、アルフレズ・フィンボガソンは昨季の後半戦、レアル・ソシエダ(スペイン)から期限付きで加わったが、今夏から完全移籍となった。14試合の出場で7ゴールを挙げ、昨季の終盤戦でチームの攻撃力を牽引。「前線には違いを見せつけられるクオリティーの高い選手が必要だ」とシュスター監督は話すが、フィンボガソンは先のEUROでもその能力を発揮。宇佐美にとってライバルの一人になるだろう。

(4)豆知識

・ヨス・ルフカイ(現シュトゥットガルト監督)とワインツィアル監督に次ぎ、シェスター監督はブンデスリーガでアウクスブルクを指揮する3人目の監督

・新加入の宇佐美は2011/12シーズンにバイエルン・ミュンヘン、2012/13シーズンにホッフェンハイムに所属し、これまでブンデスリーガでは23試合に出場、2ゴールを挙げている

・アウクスブルクは昨季、開幕から4試合で獲得した勝ち点はわずか1だった