8月26日、2016/17シーズンのブンデスリーガがいよいよスタートする。そこで当サイトでは「プレシーズンチェック」と題し、各クラブの今季展望を探っていく。第1弾は長谷部誠が所属するアイントラハト・フランクフルト

(1)今シーズンの目標

昨季は残留争いに巻き込まれ、2部3位ニュルンベルクとの入れ替え戦に臨むことになってしまった。ヘリベアト・ブルッフハーゲン氏がクラブを去り、新たにCEOの座に就いたフレディ・ボビッチ氏は、ファンを納得させる結果を出さなければならない。今夏は、ギジェルモ・バレラ、ヘスス・バジェホ、オマル・マスカレル、アンテ・レビッチ、タレブ・タワタ、ダニー・ブルームなど、若きタレントを獲得し、ブンデスリーガでの実績があるブラニミール・ルゴタも補強した。しかし、それにともない所属選手は多国籍化が進行しており、多くの新加入選手が加わったため、チームをまとめるのは決して容易ではない。まずは昨季以上の成績、すなわち自動残留を叶え、あわよくば順位表の上半分でシーズンを終えたいところだ。

(2)指揮官

ことし3月、降格の危機にあったフランクフルトにニコ・コバチ監督が就任し、入れ替え戦の末に見事残留を勝ち取った。今シーズンは、この準備期間を使い、一からチーム作りを行えたため、同監督の意向は選手たちに十分浸透していることだろう。近年のフランクフルトを見ると、大黒柱アレクサンダー・マイヤーへの依存が非常に大きく、1度同選手が離脱してしまえば、たちまち得点力不足に陥るという弱点があった。好結果を残すためには、エースと呼ばれる存在が不可欠であることは間違いない。しかし、1人の選手に頼りすぎず、組織的な攻撃でゴールを決められる戦術を構築することが、コバチ監督に求められている。

(3)キープレーヤー

過去4シーズンを振り返ると、マイヤーの出場試合数が多ければ多いほど、クラブの順位は上になる傾向。やはり、2季前の得点王マイヤーへの依存度は高く、"サッカーの神様"と呼ばれる同選手の存在が、クラブ浮沈の鍵を握ることになるだろう。幸い、現在は負傷も癒えており、この夏は順調にコンディションが上がっている。万全の態勢でシーズンに臨むことができるはずだ。

(4)豆知識

・かつてザンクト・パウリハンブルガーSVに所属していたマイヤーのフランクフルト在籍は、今季で11シーズン目。

・入れ替え戦を含め、フランクフルトは本拠地での直近6試合で4勝1敗1分。ホームでは強さを見せている。