2016/17シーズンのブンデスリーガは8月26日にスタートする。そこで当サイトでは「プレシーズンチェック」と題し、各クラブの今季展望を探っていく。第3弾は大迫勇也が所属するケルン

(1)今シーズンの目標

2部からの昇格、残留、一桁順位と、ペーター・シュテーガー監督の下、ケルンはこの3年間着実に進化を続けてきた。今夏、ケビン・フォクト、ヤニック・ゲアハートという2人の看板選手が去った代わりに、マルコ・ヘーガー、アルチョムス・ルドネフス、コンスタンティン・ラウシュといういずれもブンデスリーガでの実績がある3選手が加わり、フランスからはセルー・ギラシが最前線に補強されるなど、戦力は昨季を上回っていると考えていいだろう。マティアス・レーマンは「昨シーズンのように、今季も我々は周囲に驚きを与えられるだろう。シーズンを通して、それを継続できることを目標としている」と話しており、主将の思惑が実現すれば、欧州リーグ(EL)参戦もいよいよ現実味を帯びてくる。

(2)指揮官

ケルン最大の武器といえば、やはり組織的な守備が挙げられる。ペーター・シュテーガー監督は昨季、従来の4バックだけでなく、中央を3人で固め、両サイドバックを後方に配置する5バックも導入し、対戦相手によって柔軟に戦術を変更してきた。しかし、昨季以上の成績を残すためには、得点の増加が不可欠。プレシーズンではこれまでの1トップから2トップに変え、カウンターにさらなる磨きをかけており、これがフィットすればケルンは上昇気流に乗れるはずだ。ちなみにシュテーガー監督は、今シーズンが就任4季目。これから始まる1年の戦いを無事に終えることができれば、1948年から1952年まで指揮を執ったドイツ屈指の名監督ヘネス・バイスバイラー氏が持つクラブ最長記録に並ぶことになる。

(3)キープレーヤー

U-23ドイツ代表としてリオデジャネイロ・オリンピックに出場しているGKティモ・ホーン、欧州選手権(ユーロ)2016準決勝進出の立役者ヨナス・ヘクター、そして昨季得点ランキング5位のアントニー・モデステの3人がことしも鍵を握ることになるだろう。特にモデステは1人で15ゴール5アシストを記録し、チーム総得点の52.6%を生みだした。同選手がけがなくシーズンを戦うことができれば今季もケルンは間違いなく安泰だ。

(4)豆知識

・昨シーズン、セットプレーからの得点は8。ケルンを下回ったのはマインツだけ。

・昨季と一昨季は13引き分けを記録。それぞれ全18クラブで最多のドロー数だった。

・モデステのゴール数はチーム総得点の39%にあたる。ケルンは18クラブ中最も「1人のFWに依存している」クラブだった。

プレシーズンチェック(1):アイントラハト・フランクフルト

プレシーズンチェック(2):アウクスブルク