日本サッカー界のレジェンドにして、49歳の現在も第一線で活躍する三浦知良選手(横浜FC)と言えば、シーズン前に行う自主トレーニングが有名だ。では、ブンデスリーガのレジェンドはどうだろうか? 1968年〜88年に1860ミュンヘンシャルケケルンボーフムで535試合に出場したクラウス・フィッシャー氏は、ブンデスリーガ歴代2位のゴール記録(268)を持つ。特筆すべきは、開幕節で通算13ゴールをマークしたこと(ブンデスリーガ最多記録)。選手が新シーズンからトップコンディションで活躍するには、何が必要なのかーー。同氏のインタビューからその秘訣を探る。

——2016/17シーズンのブンデスリーガ組み合わせが6月29日(水)に発表されます。選手時代はどのようなことを望み、何を一番に確認しましたか?

フィッシャー どのチームが最初の対戦相手なのか、興味深かったですよ。開幕節では強豪ではなく、勝てる可能性のある相手と当たりたいですからね。

——あなたはブンデスリーガ開幕節における通算最多得点記録保持者です。16試合で13得点を挙げました。なぜこのようなことができたのでしょうか?

フィッシャー 私は常にトップコンディションでシーズンに入りました。新シーズンのチームトーレニングが始まる前に、家でインテンシブに準備をしていたんです。

——チームのトレーニングについては、どのように考えていたのですか?

フィッシャー 私はバイエルンの森の中にある保養地、ツヴィーゼルの出身です。チーム始動日の2週間前にはすでに山の中を走っていました。それが常に報われました。シーズン前にインテンシブに準備をした者は有利です。私は常に、ちょっと多めにやり、コンディションは良かったですし、何もしていなかった他の選手より少しリードしていました。

——あなたは開幕節に1試合4得点を挙げたブンデスリーガ唯一の選手でもあります(1971/72シーズン)。

フィッシャー そのことは今でもよく覚えていますよ。ハノーファーとのアウェー戦でした。(シャルケは)前半戦を0-1のビハインドで折り返した後、5-1で勝ったんです。私は同点弾を挙げ、その後に3点を追加しました。