ことし4月中旬〜5月下旬、旧東ドイツ地域では3度の喜びに包まれた。ライプツィヒのブンデスリーガ初昇格、ドレスデンとアウエのブンデスリーガ2部復帰が決定したのだ。ここでは、55番目のブンデスリーガクラブとなるライプツィヒを紹介する。

スピード昇進

ライプツィヒはポーランドやチェコと国境を接するザクセン州の第2の都市で、人口は州都のドレスデンを上回る(約55万人)。旧東ドイツ出身で、ブンデスリーガに所属するクラブは2009年のコトブス以来となる。

ライプツィヒの街をインフォグラフィックで紹介

チームは2009年5月に発足し、5部からスタート。翌シーズンに昇格した4部には3シーズン所属するが、3部からブンデスリーガ2部へはわずか1シーズン、ブンデスリーガ2部からブンデスリーガへは2シーズンと、驚異のスピード昇進を果たし、ついにドイツサッカー頂点のブンデスリーガへ登りつめた。

2016年5月8日、1試合を残してブンデスリーガ2部で今季2位以上を確定させ、昇格が決まった。キャプテンのドミニク・カイザーは、「昇格という僕たちの大きな目標を達成し、今後はドイツ最高峰のクラブと対戦することで、自分たちの実力を測ることができる。サッカー選手にとって、これ以上は素晴らしいことはないよ」と喜びを語った。

名将ラングニック監督

クラブのスポーツディレクターを兼任するラルフ・ラングニック監督がブンデスリーガ2部チームをブンデスリーガへ昇格させたのはこれが3回目。かつてハノーファーホッフェンハイムでもこの偉業を成し遂げている。しかし、今回はおまけつきだった。昇格を祝うビールかけで、逃げる指揮官、追うエースのデービー・ゼルケ。この状況でラングニック監督は転倒してしまい、肉離れを負った。

ラングニック監督は攻撃的なサッカーを展開するが、昨季の成功の要因は守備にあった。全34節でわずか32失点。もちろん、チームは攻撃力もあり、ゼルケが10得点、エミル・フォースベルクは8得点、カイザーとユスフ・パウルゼンはそれぞれ7得点を挙げている。

2016/17シーズン、ライプツィヒはインゴルシュタットとダルムシュタット、フライブルク、ウォルフスブルク、アウクスブルク以外のチームとは公式戦で初顔合わせとなる。サポーターは、6月29日(水)の組み合わせ発表を楽しみにしていることだろう。チームは、若干20歳ながらすでにブンデスリーガ95試合に出場しているストライカーのティモ・ウェアナー(シュトゥットガルト)やギニア代表の攻撃的MFナビ・ケイタ(ザルツブルク/オーストリア)を獲得するなど、ブンデスリーガで戦い抜く準備を着々と進めている。