2011年にブンデスリーガ初昇格を達成し、資金と戦力が決して豊富ではない中、見事に毎シーズン残留を果たしてきたアウクスブルク。今季は宇佐美貴史も加わり、そしてマークス・ワインツィアル監督の後釜として、ダルムシュタットを率いていたディルク・シュスター監督を新たに招へいするなど、さらなる高みを目指している。そこで当サイト独語版は、現役時代にドイツ代表として69試合、またバイエルン・ミュンヘン、ユベントス(イタリア)、ドルトムントなどでリーグ通算400試合以上に出場し、現在はアウクスブルクのスポーツ担当取締役を務めているシュテファン・ロイター氏とのインタビューを敢行。今後の展望について語ってもらった。

――来たるシーズンについて話す前に、まずは昨季のことを伺いたいです。2015/16シーズンは、クラブ史上初の欧州リーグ(EL)を戦う一方で、ブンデスリーガでは残留争いに巻き込まれました。

ロイター すでにシーズンが始まる前から、「難しいシーズンになる」ということを我々は予想していた。なぜならブンデスリーガ、ドイツサッカー連盟カップ(DFB杯)、そしてELという3つの大会を戦うことに、我々は慣れていなかったからだ。しかし初めての欧州カップ戦出場は我々を奮い立たせてくれたし、その舞台で多くの自信を手にすることができた。FCアウクスブルクという名をインターナショナルに知らしめることができたはずだ。そして残留を果たすこともできたし、我々にとっては大きな意味を持つシーズンだったと言えるだろう。

――ブンデスリーガ在籍は6シーズン目となります。もはや同リーグにおけるアウクスブルクの存在は、当たり前のものになったのでしょうか? それとも来たるシーズンも控えめな目標で戦っていくのでしょうか?

ロイター ブンデスリーガに6年連続で在籍することは、チームにとってもファンにとっても当たり前のことではない。我々は、自分たちがどれくらいの可能性を持っていて、他クラブとどのように競争していくかを冷静に分析している。しかし昨季に我々が手に入れた自信を、あえて隠す必要はないと思っている。

――では、今季の目標も残留ということになるのでしょうか? それとも再び上位進出を目指すのでしょうか?

ロイター もちろん残留こそが最大の目標だ。我々はブンデスリーガでアウクスブルクというクラブの地位を築きたい。つまり、シーズンが終わった後に、我々の下に3つ以上のクラブが位置していればいいのだ。

――アウクスブルクの将来をどのように見ていますか?

ロイター まずは、残留という目標を達成できるように、足場を固めていかなければならない。

――ワインツィアル監督との4年間が終わり、シュスター監督が新指揮官になりました。彼を選んだ理由はどこにあるのでしょうか?

ロイター シュスターと契約することができて、我々は本当にうれしく思っている。彼はアウクスブルクの哲学に合致する人間だ。彼なら、これまでのシーズンで培ってきたものを発展させられると確信している。

――アンドレアス・ルーテ、ゲオルグ・タイグル、宇佐美、マービン・フリードリッヒなどが新たに加わりました。彼らに何を期待していますか?

ロイター 彼らはアウクスブルクに高いクオリティと勝利をもたらしてくれると信じている。我々のチームには経験も蓄積されており、プレシーズンの間に彼らもうまく溶け込んでくれるだろう。

――全体的な質問ですが、果たしてバイエルンの牙城をドルトムントは崩すことができるでしょうか? また、昨季のようにブンデスリーガの半分くらいのクラブが残留争いに巻き込まれることになるのでしょうか?

ロイター 再び面白いシーズンになると予想しているよ。もちろんバイエルンがここ数年間見せてきたような信じられない強さは、今季も同じように継続されるだろう。だが多くのクラブが高いポテンシャルを秘めている。もちろん我々も、これからもブンデスリーガに在籍できるよう、地位を確立していくつもりだ。