宇佐美貴史が所属するアウクスブルクについ紹介する。

1、創設100年以上

FCアレマニア・アウクスブルクの名で1907年8月8日に創設されたFCアウクスブルクは、すでに100年以上の歴史を誇る伝統あるクラブ。2006/07シーズン以降は常にブンデスリーガ2部以上におり、2011年にクラブ史上初のブンデスリーガ昇格を果たしてからは常にトップリーグに在籍しているが、それ以前はバイエルンリーガやレギオナルリーガなど、多くをアマチュアリーグで過ごしていた。しかし昨シーズンはクラブ史上初の欧州リーグ(EL)に参戦。グループリーグを勝ち抜け、同大会ベスト32に到達するなど、奇跡的な活躍を見せた。

2、多数の年間パス保有者

ホームグラウンドであるWWKアレーナは収容人数3万660人。2007年11月から2009年7月の間、4500万ユーロをかけて建設された。シーズンチケット保有者は約2万人で、スタジアム総収容の3分の2がそれらで埋められている。

3、著名人

クラブの規模は決して大きいとは言えないが、アーミン・フェー、カールハインツ・リードル、ヘルムート・ハラー、ベルント・シュスター、トーマス・トゥヘル、ユリアン・ナーゲルスマンら著名なサッカー人を輩出するなど、隠れた名門だ。また、かつて細貝萌も1シーズン半にわたって在籍し、現在は韓国のク・ジャチョルとチ・ドンウォンが所属しており、東アジア出身選手の獲得にも熱心なチームである。

4、ホームタウン

バイエルン州の中では、ミュンヘン、ニュルンベルクに次いで人口が多く、約28万人が住んでいるアウクスブルク。クラブのロゴには、市のワッペンに使用されているヨーロッパハイマツの松かさがつけられている。また、同市は兵庫県尼崎市、滋賀県長浜市といった関西の町と姉妹都市協定を結んでいる。

5、ポジション争い

今季後半戦に加入し、半年間で7ゴール1アシストをマークしたアルフレズ・フィンボガソン、テクニックとパワーを兼ね備えたラウル・ボバディア、ク・ジャチョルやチ・ドンウォンの韓国人2選手、カイユビやハリル・アルティントップなど、実力も経験も豊富な面々がアウクスブルクの前線に揃っている。オフェンス面だけを考えれば、宇佐美の能力が彼らを下回ることはないだろうが、実力的に中位以下のアウクスブルクでは守備でのハードワークも高く要求される。