長谷部のフランクフルト、入れ替え戦の第1戦は引き分け
【試合後のコメント】
ブンデスリーガ2015/16シーズン1部2部入れ替え戦の第1戦が5月19日に行われ、長谷部誠の所属するアイントラハト・フランクフルト(1部16位)は本拠地でニュルンベルク(2部3位)と対戦し、1-1で引き分けた。長谷部はボランチでフル出場した。
フランクフルト 1-1 ニュルンベルク
試合開始直後からホームのフランクフルトが再三、相手ゴールに迫った。7分には長谷部の縦パスを起点とした右サイドの仕掛けで、最後はアイクナーが至近距離からシュートを放ったが、ニュルンベルクのベテランGKシェーファーにセーブされた。28分にも長谷部がゴール前のマイヤーへ浮き球のラストパスを送ったが、これもシェーファーにパンチングされる。押し気味で試合を進めるフランクフルトだが、なかなかゴールを割ることができない。そして43分、相手に与えた最初のチャンスで失点してしまう。ニュルンベルクのFKで左サイドから上がったボールに対し、長谷部とルスがやや交錯すると、ルスの右足に当たったボールがゴールに吸い込まれ、手痛いオウンゴールとなった。前半はこのままフランクフルトが1点のリードを許したまま終了した。
1点を追うフランクフルトだが、後半立ち上がりは引いて守るニュルンベルクに苦戦を強いられた。それでも65分、フランクフルト右SBチャンドラーからのパスをゴール前で受けたガチノヴィッチが3人のDFに囲まれながらも強引にシュートへ持ち込み、同点ゴールをねじ込んだ。その後は試合の主導権を取り戻したフランクフルトだったが、追加点が奪えない。77分には先制点を挙げたガチノヴィッチがフリーでヘディングシュートを放つも、ゴールを割ることはできず。ロスタイム3分にも左サイドからのクロスに途中出場のカスタイニョスが飛び込んだが、シェーファーの落ち着いた対応に好機を阻まれた。試合はこのまま1−1の引き分けで終了し、アウェーゴールを許したフランクフルトがやや不利な状態で、5月23日(月)にニュルンベルクで行われる第2戦に臨むこととなった。
ニコ・コバチ監督(フランクフルト) 我々は主導権を握ることはできたが、ゴールを決めることができない中、前半の失点を喫してしまった。勝敗は持ち越されたが、ニュルンベルクで最後の1秒まで戦い抜くチームの姿に期待したい。
レネ・ワイラー監督(ニュルンベルク) 引き分けという結果は良しとしたい。うちは2部で、相手は1部だから。この試合では規律を重んじ、良い守備ができていた。