今季のブンデスリーガも佳境に入り、優勝争いと残留争いから目が離せなくなってきた。それと同時に、欧州チャンピオンズリーグ(CL)と欧州リーグ(EL)の出場権をめぐる上位クラブによる戦いも見逃せない。ここで、二大会に出場するための条件を確認する。

CLには最大4チーム

CLの出場権獲得については、ここ何年も明白となっている。シーズン終了時点で1位から3位までの3チームが自動的に獲得。4位のクラブはプレーオフに回り、他リーグ所属クラブとのホーム&アウェー戦を制すれば、晴れてCLの切符を手中に収めることができる。今季は、昨季4位のレーバークーゼンがプレーオフを勝ち上がったため、ドイツから最大となる4チームがCLに出場した。もしプレーオフで敗れても、ELに出場することができる。

EL、DFB杯の優勝チームが鍵

分かりづらいのは、ELの出場権だ。原則として、ブンデスリーガ5位と6位のチームとドイツサッカー連盟カップ(DFB杯)で優勝したクラブ、計3チームに自動的に与えられる。DFB杯の決勝戦がリーグ終了後に行われる点、さらに同大会決勝進出チームはたいていの場合、すでにCLあるいはELの出場権を獲得しているという点で、少し複雑な行程となる。もし、DFB杯の優勝チームがCLまたはELの出場を確定させている場合、つまりブンデスリーガで6位以上の成績を収めた場合、リーグ7位のチームがEL参戦権を手に入れることになる。

例えば昨季、ドルトムントはDFB杯決勝に進出したが、優勝したのはすでにCL出場権を得ているウォルフスブルクだった。それでも、ドルトムントはリーグを7位で終えていたため、予選の3回戦からELに参戦し、現在は準々決勝まで勝ち上がっている。

さて、現在のEL出場候補チームを挙げてみよう。バイエルン・ミュンヘンとドルトムントはすでに今季4位以上を確定させ、CL出場は間違いない。ということは、3位のヘルタ・ベルリン、4位のシャルケ、5位のメンヘングラートバッハ(ボルシアMG)、6位のレーバークーゼン、7位のマインツ、8位のウォルフスブルクの可能性が高い。この6クラブは勝ち点10差の中にひしめき合っており、今後は各節ごとに順位が頻繁に入れ替わることだろう。

第27節終了時点の順位

順位出場権クラブ勝ち点得失点差 
CLバイエルン69+52  
CLドルトムント64+38 
CLヘルタ48+10 
CLプレーオフシャルケ44+4 
ELボルシアMG42+10 
ELレーバークーゼン42+6 
EL(?)マインツ41+2 
ウォルフスブルク38+5 

リーグでは14位のブレーメン次第

それでは、ELのもう一枠を持つDFB杯の状況はどうなっているだろうか? ここまで準々決勝が終わっており、4強に残っているのはバイエルン、ドルトムント、ヘルタ、ブレーメン。昨年12月上旬から常に4位以上をキープしているヘルタがここから6位以下に落ちることは考えにくいため、ブレーメンの準決勝の結果次第でリーグ7位のチームの運命が決まると言い切ることができる。つまり、4月19日のバイエルン対ブレーメンの準決勝で、ブレーメンが敗れた時点で、リーグ7位のチームのEL参戦がぐっと近づくことになる。現在、7位に位置するのは武藤嘉紀の所属するマインツだが、シーズン終了時点ではいったいどのクラブが当確線上にいるのだろうか?

チームチェック:各クラブの現状と展望