ブンデスリーガ第33節は5月7日に全9試合が行われ、残留争い中の長谷部誠が所属するアイントラハト・フランクフルトは本拠地で香川真司が所属するドルトムントに1-0で勝利し、降格圏を脱出した。試合後、フル出場した両選手がインタビューに応じた。

<長谷部誠>

——チームにとって大きな1勝ですね。

長谷部 そうですね。本当に、きれいなサッカーではなかったですけど、プラン通りの戦いで結果も出たという意味では、非常に良かったと思います。

——今週は早い段階からドルトムントのビデオを見るなどしていましたが、良い準備ができたのでしょうか?

長谷部 準備はしていましたけど、相手のフォーメーションも予想していたものとは全然違う2トップでやってきましたし。試合の中でも相手はフォーメーションを変えてやってきたので。その中でもうまくゼロに抑えられたということは、(うまく)対応できたということなのかなと思います。

——相手はダイヤモンド型の4-4-2でした。フランクフルトの最終ラインは外に開かないで済んだため、結果的にはやりやすかったのではないでしょうか?

長谷部 そうですね、いつものドルトムントの怖さというのはあまりなかったかなと。後ろのボランチとかCBからすると、そんなに良いボールが前に入らなかったので。そういう意味では、あそこにギュンドアンのような選手がいないというのも大きかったのかなというのは、やっていて感じました。

——相手は試合の中で布陣を2回変えてきました。それぞれうまく対応できたのでしょうか?

長谷部 最後の15~20分くらいの相手のやり方は、うちにはまったので、うちとしてはかなり守りやすかったです。2トップでやっている時にも、そんなにこう・・・僕らはとにかく、真ん中を締めてやっていたので、そこを通されなければ危ない場面というのはなかったですし。あとは例えばきょうはあえて(試合前に)ピッチを濡らさなかった。ドルトムントとすれば濡れたピッチのほうが良いサッカーをすると思うので。そういういろいろな要素を含んだ勝利だと思います。

 

<香川真司>

 ——難しい試合だったのではないでしょうか?

香川 試合の立ち上がりから15~20分やった感覚で「なかなか難しいな」というのは感じていました。ただ、前半を無失点で終わることが何よりも大事で、無得点であることに問題だと思うことはなかったですし。それは相手が11人で守ればしょうがない、と。あわよくば1点取れれば良かったですけど、そんな甘くないですし。バイエルンにも守り切ってるところはあるし。だから守備は堅かったですし、しっかりと(ドルトムントを)研究して、3バックもやはりダブルボランチとコンパクトにスペースを与えてこなかったし、そういう意味では、本当に失点が痛かったと思います。

——きょうのドルトムントは2トップでした。監督からの説明はどうでしたか?

香川 ミーティングの中で説明はありましたけど。そのメリットを生かそうと思いましたけど、なかなかやはり難しかったですね。

——2トップですと、なかなかサイドに幅を取れません。逆に相手の思うつぼだったと言えるのでしょうか?

香川 そうですね、こういう試合はサイドに起点をつくらないといけないので。SBも基本的には最初は低い位置でスタートして、やっぱり前に5人いるんでね、1ボランチ(のシャヒン)しかいないから。そういう意味でも低い位置を取らざるを得なかったですし、相手も速攻があったので、そういう意味ではもうちょっとワイドに起点をどこかでつくってやらないと、こういうチームはなかなか中が空かないですし、前半の戦い方は難しかったですね。うまくいってなかったです。

——きょうの香川選手は最近の2シャドーではなく、1人でトップ下に入りました。相手のプレッシャーをより感じたのではないでしょうか?

香川 いや、もうすごい感じてましたし。ボールを受けても(フランクフルトの)CBとハセ(長谷部)さんとね、相手のダブルボランチが、1タッチした後すぐに狙いに来るし。やはりちょっとでもコントロールやタッチが崩れるとボールを失う可能性があったので、あまり受けるチャンスはなかったですし。受けても効果的なプレーはなかなかできなかったんで。前半は特にやりづらかったですね。

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