5月14日をもって2015/16シーズンのブンデスリーガもついに終焉を迎えた。そこで当サイトでは、この1年間における日本人選手の働きを振り返っていく。第2回目は、5位シャルケに所属する内田篤人。

(1)出場0試合という現実

内田は長らく痛めていた膝蓋腱を昨年オフに手術した。当初はリーグ後半戦に間に合う見通しでリハビリを進め、1月のフロリダ合宿にも帯同。一時は部分的ながらチーム練習にも合流し、相手のいる対人プレーも行っていたため、復帰は間近かと思われたが、結局シーズンを通して彼のユニフォーム姿を見ることはできなかった。

(2)「日によって腫れ方が違う」

今季後半戦初戦のブレーメン戦後、ミックスゾーンに現れた内田は自身のひざについて「この症例があるなら別なんですけど、膝蓋じん帯の手術、まぁけっこう量も取ったので、日によって痛さとか負荷とか腫れ方が違うので、なんとも言えないですね。復帰のメドは分からないです。バレーの選手で同じ手術をした選手は、手術してから1年くらいは100(パーセント)に戻らないって言ってたんで、もう少し様子を見ながら、自分の中でやっていくという感じです」と話していた。骨折のような段階的な回復ではなく、良くなったり悪くなったりの連続であるだけに、おそらく本人にかかる精神的ストレスはとてつもなく巨大だったはずだ。

(3)来季へ向けて

青い戦闘服に再び袖を通すため、内田は今冬、日本で治療を進めることを決断した。1年以上も試合から遠ざかっているため、復帰までの道のりは決してたやすいものではない。しかし、あまり表に出ることのない内田のメンタリティは、とてつもなく強い。今やシャルケ最古参の1人なった男の復活劇に期待したい。

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