今冬シャルケに加入したアレサンドロ・シェプフは、ここまで7試合に出場し、2得点の成果を挙げている。オーストリア代表に初めて選出された同選手が当サイトドイツ語版のインタビューに応じ、シャルケや代表、第27節で対戦するメンヘングラートバッハ(ボルシアMG)について語った。

――シャルケに加入し2カ月が過ぎました。この短期間でシャルケというクラブについて理解されましたか?

シェプフ シャルケは歴史のあるビッグクラブです。プレッシャーはこれまで所属した他のクラブよりも感じますね。ニュルンベルクも同じような感じではありましたが・・・。

――シャルケでは熱狂と失望の落差が激しいです。ファンの感情の起伏には慣れましたか?

シェプフ それに左右されないように、心掛けなければなりません。もう少し穏やかな雰囲気の方が、自分たちにとっては楽かもしれませんが・・・。例えば、1度うまくいかなかっただけの時とか・・・。若いチームであり、自分とユネス・ベルアンダは加入したばかりということを、考慮してほしいです。この状況で全てが機能することはできません。まずは互いに理解しなければ。でも、自分たちが高いクオリティーを持っていることは分かっています。

4部から2部、そしてブンデスリーガへ

――バイエルン・ミュンヘン、ニュルンベルクを経て、伝統的なクラブは3チーム目です。22歳の選手としては、なかなかの経歴ですね。

シェプフ 16歳でバイエルンに加入したのは、自分にとって大きな一歩でした。両親の元を離れ、友達とも別れ、始めは全く簡単ではありませんでした。最終的には自分自身が成長し、バイエルン下部組織での6年間、楽しむことができました。トップチームでは1度も試合に出場できませんでしたが・・・。アイントラハト・ブラウンシュバイク戦で1度だけベンチ入りしただけです。とはいえ、2軍での時間もとても思い出深いです。その後、ニュルンベルクでプロとなりました。これも大きな一歩でした。4部リーグからブンデスリーガ2部へ戦いの場が移ったわけですから。ニュルンベルクでは良いスタートを切れました。実際、毎試合に出場しましたし、ゴールやアシストでチームの役に立つこともできました。そしてシャルケにやってきました。

――シャルケでは始めからうまく適応できているようです。ブンデスリーガ2部からブンデスリーガへの一歩はそれほど大きくはなかったのでしょうか?

シェプフ いいえ、大きな一歩ですよ。(ブンデスリーガでは)ボールを回すテンポが速くて、考えている時間などありません。この数週間で何度か試合に出場できましたし、なおさらうれしいですね。これからも、このように進んでいければと願っています。ただ、第一に重要なのは、チームとして成果を挙げることです。そうなることで、個々が輝けますから。

――ご自身でもこれほど早く順応したことに驚かれているのでは?

シェプフ それを考える暇がないほど、全てがあっという間でしたね。自分はただ、出場の機会をもらったら、常に全力を出そうと思っていました。それがうまくいったんだと思います。

――フェルティンズ・アレーナに初めて足を踏み入れた時は、どう感じましたか?

シェプフ あのようなスタジアムに立つことは、とても素晴らしいですよ。シャルケに所属する選手の特権だと思っています。6万2000人ものファンが応援してくれる雰囲気は、とにかく素晴らしいです! 毎回、初めて足を踏み入れたかのように楽しんでます。

――あの観衆に萎縮したりしませんか?

シェプフ これまでは2万人、最高でも3万人の観客の前でプレーしてきた人にとっては、圧倒されますよね。初めての時は少し不安かもしれません。でもすぐに慣れるものですし、どんどん好きになっていくものです。

「子どもの頃から夢見ていた」

――シャルケでのパフォーマンスがオーストリア代表監督の目に留まり、初めて代表に招集されました。

シェプフ 火曜日のトレーニング後に携帯を見たら、たくさんの「おめでとう」が届いていました。それで、自分の身に何かとんでもないことが起こっているのだと察知しました。でも、それが代表への招集だとは思ってもみなかったんです。でもEメールをチェックし、ニュースを見たら、アルバニア戦とトルコ戦の代表に選ばれていたんです。最高の気分でした。子どもの頃から夢見ていたことですから。その夢が現実となり、とてもうれしいです。

――オーストリア代表は現在、FIFAランキングで史上最高の10位です(2016年3月3日付け)。今夏の欧州選手権に向け、いかがでしょうか?

シェプフ とても良いチームなんです。だから、自分がその一員になれることにワクワクしています。欧州選手権が自分にとってチャンスかと言われると、分かりません・・・。ハンガリー、ポルトガル、アイスランドと同組ということで、可能性はあると思います。でも、どのチームも過小評価してはいけません。このような大きな大会に初出場するアイスランドさえも。予選ではとても良い試合をしていましたから。

――予選と言えば、「欧州チャンピオンズリーグ(CL)」という言葉はシャルケにとってキーワードです。前節ヘルタ・ベルリンに敗れましたが、第27節もCL出場枠を争うボルシアMGと本拠地で対戦します。

シェプフ 自分たちにとって大事な一戦だったので、ヘルタに負けたのはとても悔しかったです。プランを入念に練っていましたし、0-2になるまでは対等な戦いができていたと思います。両チームともチャンスはありましたし、デニス・アオゴのシュートで1-1になっていれば、試合の流れは変わっていたでしょう。それでも負けを受け入れ、ボルシアMG戦ではベストを尽くします。

――ボルシアMGは何カ月もアウェーで勝利していないことはご存知ですか?

シェプフ 個人的にはそういうデータは全く見ません。それに、チームメイトにとってもそういう数字とかは、あまり気にしていないと思います。とにかく、この試合で結果を出し、スタジアムのファンに勝ち点3を捧げたいと思います。

――その後の試合も決して簡単ではありません。レーバークーゼンドルトムントとのルール・ダービー、バイエルン、インゴルシュタット戦と続きます。

シェプフ そうです、どれも難しいですね。バイエルンの下部組織で6年を過ごしたので、バイエルンは自分にとって特別です。試合中、いろんな感情が湧くことでしょう。ドルトムント戦については何も言う必要がありませんね。ドイツ最大のダービーです。この試合は今季のクライマックスの1つとなるでしょう。