武藤「とにかくチームのために」、第19節試合後インタビュー
1月29日、ブンデスリーガ第19節初日が開催され、武藤嘉紀が所属するマインツは本拠地でメンヘングラートバッハ(ボルシアMG)と対戦し、1-0で勝利した。この試合で2試合ぶりに先発へ復帰し67分までプレーした武藤が、試合後のインタビューに応じている。
――試合を振り返ってみていかがでしょうか?
武藤 出来は悪くなかったと思います。前からの守備がきょうは非常に多くなる、と言われていたので、そこでも頑張れたと思います。
――先発で出られたということで、どういう意気込みで、どういうことを意識してプレーしましたか?
武藤 とにかく、自分で行くこともそうでうけど、まずはチームのために、勝利に貢献できるプレーをしようと。自分が出て負けるのは嫌ですし、とにかくチームが勝つためのプレーというのを心がけました。
――監督とは前節の後に個人的に話しましたか?
武藤 こうやってスタメンに戻れたというのは、自分を必要としてくれている、ということだと思いますし、信頼を取り戻せたというのは良かった。それでも、交代の時間が早すぎるのは、やっぱり納得いかないです。自分が早目に点を取らないと、それ(※早い交代)が続いてしまうと思うので。とにかく、やり続けるしかないかなと思います。
――前半戦のケルン戦では、代えられた後に「また1からのスタートだ」と切り替えていましたが、今もそういう感じでしょうか?
武藤 戦術として、相手が後半疲れたときに(ボールが)納まる選手を置きたいというのもあります。でも自分自身が生きてくるのは、最後に相手の足が止まってくる時でもあるので、最後までプレーしたい気持ちはあります。でも、それができるようになるためには、やっぱりゴールが必要なのかな。
――センターFWとしての出場でしたね。
武藤 自分自身もセンターFWが良かったですし、それできょう勝利につながったというのは(良かったです)。自分は得点には絡めなかったですが、勝てて本当に良かったですね。
――中断期間中に周りとの連携を上げたいと話していましたが。
武藤 ワントップをやれず、ずっとサイドのポジションでプレーしていたので、そこで連携を確認できなかったというのは多少ありました。みんな自分のプレーを分かってくれているので、続けて試合に出ることで、連携も深まってくるかと思います。
――実際に対戦してみて、ボルシアMGは強いと感じましたか?
武藤 自分たちのほうが戦えていたし、球際でも。よく(前節の)敗戦から立て直せたと思います。
――今、自分は何をすべきだと思いますか?
武藤 得点が欲しいのはもちろんのことですが、頭の中がそれにだけになってしまうと空回りしてしまうので。とにかくチームのためにプレーして、そうやっているうちにラッキーボールが来ると思うので、それを決め切りたいなと思います。