シュテーガー監督(右)は大迫(左)を高く評価している - © © imago / mika
シュテーガー監督(右)は大迫(左)を高く評価している - © © imago / mika

ケルン監督、大迫は「素晴らしい選手」

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再昇格から2シーズン目のケルンは、昨季と比べると勝ち点5を上回る好成績で前半戦を折り返した。当サイトのインタビューに応じたペーター・シュテーガー監督がここまでを振り返り、大迫勇也についても言及した。

ーーシュテーガー監督、1月上旬にドイツでインタビューできることは異例です。他のクラブが温暖な国でキャンプを行っている中、なぜケルンはホームに残っているのでしょうか?

シュテーガー監督 一つには、私がケルンに来てからそれほど厳しい冬を経験したことはなく、ここでもしっかりトレーニングできる条件が整っているからです。もう一つは、自分たちの後半戦最初の試合は1月23日で、準備までに3週間もないこと。クリスマス休暇の後、選手たちがトレーニングに慣れるまでに3、4日はかかります。合宿に行くとなれば、出発や帰国を含め2日は時間の無駄になるわけです。だから、我々はケルンに残ることにしました。夏のように4、5週間の準備期間があれば、気分転換のためにも合宿に行ったでしょうが・・・。この決断に多少のリスクが伴っていることは確かです。でも、後になって「自分たちの状況に満足している」と言うことができるでしょう。

ーーチームの前半戦にも満足しているのではないでしょうか? 昇格したチームにとって1年目より2シーズン目の方が難しいと言われている中、ここまで好調です。

シュテーガー監督 確かに、多くの人たちが2シーズン目の方が難しいと思っていますよね。でも、私はシーズン前にそうはならないと言っていました。「ほら、シュテーガーは間違っていた!」と言われるかもしれないリスクを承知の上でね。昇格組は1シーズン目の経験、何ができず、何ができたかということから、帰納的に考えられるんだと思います。昇格前は、選手たちのほとんどがブンデスリーガでの経験はありませんでした。それで昨季は、1部と2部とでは異なる経験とメカニズムを学びました。我々は今、それを生かしているのです。

- © gettyimages / Dennis Grombkowski/Bongarts
- © gettyimages / Dennis Grombkowski