前半戦のマインツは武藤(中央)とマリ(右)のコンビでゴールを量産した
前半戦のマインツは武藤(中央)とマリ(右)のコンビでゴールを量産した

前半戦総括:マインツ

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2015/16シーズンのブンデスリーガは折り返し地点に到達した。選手たちは現在、1月22日に開幕する後半戦に向けて英気を養っている。ここで各クラブの前半戦を振り返る。今回は武藤嘉紀が加入したマインツにスポットを当てる。

チーム状況

18クラブ中8位で折り返したマインツの前半戦は、及第点と言えるだろう。特に今季は強力なMF陣の連携からゴールが生まれることも多く、昨季のこの時点と比べると勝ち点は6上回っている。

10月にはドルトムント(0-2)とブレーメン(1-3)に連敗し、不調に陥った。しかし、武藤のハットトリックで、ロスタイムに引き分けに持ち込んだ第11節アウクスブルク戦から流れが変わる。続くウォルフスブルク戦では2-0で強豪相手に完封勝利を収めた。第16節まで6試合負けなし(3勝3分)となったが、年内最終戦は絶好調のヘルタ・ベルリンに敵地で敗れ、7勝3分7敗となっている。

マインツはチーム一丸となって、走る、走る、走る。1試合平均のチーム走行距離はリーグトップクラスの119km。ボールを奪うと速攻で攻撃を仕掛け、カウンターから6得点を挙げている。

海外初挑戦の武藤は7得点2アシストと大活躍。マインツが今季、彼の獲得に奔走した理由を納得させてみせた。

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トップデータ

    敵陣でボールを奪って得点に結びつけた回数はリーグトップの11回絶好機にゴールを決める確率はリーグ3位の63.2%試合開始から30分までの失点数は3で、リーグ最少

- © imago / Sven Simon

前半戦MVP:ユヌス・マリ

武藤嘉紀

2015/16シーズン前半戦総括一覧