ハノーファーは本拠地でのケルン戦直近7試合で6勝を挙げている - © © gettyimages
ハノーファーは本拠地でのケルン戦直近7試合で6勝を挙げている - © © gettyimages

第26節の注目カード(2):ハノーファー対ケルン

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3月12日、ブンデスリーガ第26節2日目が開催され、清武弘嗣、酒井宏樹、山口蛍らが所属するハノーファーは、大迫勇也のケルンを本拠地に迎える。本稿ではこの試合の見どころを以下に記していく。

ハノーファーは直近11試合で1勝10敗と混迷を極め、第18節に転落してしまった最下位からなかなか抜け出すことができない。本来、有利であるはずの本拠地でも、今季はここまで12試合中10試合で黒星を喫し、現在は5連敗中。仮に今節も負けとなってしまえば、クラブのワースト記録を更新することになる。ただしケルンとの相性は良く、直近4試合は3勝1分と負けなしで、さらに本拠地での同カードは、ここ7試合のうち6勝を挙げている。トーマス・シャーフ監督は、この試合が指揮官としてブンデスリーガ通算522試合目で、故ウド・ラテック氏に並び同リーグ歴代4位の記録となる。節目を迎える同監督に花を持たせ、自動降格圏から浮上するきっかけもつかみたいところだ。

対するケルンは直近4戦で3敗1分と未勝利。前節、内田篤人のシャルケに敗れたことで、ついに今季最低となる12位にまでその順位を下げてしまった。また後半戦に限った順位表では、今節の相手ハノーファーが最下位であるものの、ケルンは17位となっている。同クラブは最近のアウェー戦7試合で負けたのが1度だけであるが、決して勝ち点を稼いでいるわけではなく、その内実は1勝1敗5分であり、先述のように敵地でのハノーファー戦も非常に苦手。決して気が抜けない状況なのだ。年明け後のハノーファーは得点の75%がセットプレーから生まれているため、FKやCK時の空中戦対策はしっかりと講じておきたい。

【今季ここまでの記録】

Tore=得点数
Torschüsse=シュート数
Schüsse/Tor=1得点までに要するシュート数
Gegentore=失点数
Ballbesitz(%)=ポゼッション率
Passquote(%)=パス成功率

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【過去の対戦成績】